建具に小窓ってところが雰囲気あるね
昔懐かしい空間って、我々昭和生まれでなくても和みます。何でだろうと考えるとよく分かりませんが、カタチ?、色合い?、そうです雰囲気ですかね!
そんなところで、以下作図は、ある粉もん鉄板焼きの物件で設計した建具です。トイレで使用したんですが、小窓や『女』って文字が雰囲気ありますね!
当時描いた図面があまりに酷かったので、アシスタントに再度描いていただきました。直の無いなかよく描いていただき感謝しています。それでは、以下作図解説進めてください。
■サイズ | ■仕様 |
W750×D110×H2100 図面参照 | 枠:木OSCL仕上げ(アイカ Ai262BG同色) 建具:ポリ合板仕上げ(アイカ Ai262BG) 窓枠:木OSCL仕上げ(アイカ Ai262BG同色) 窓:t=5クリアガラス+タペシート貼uc2 り(サンゲツSG-1537) |
■備考 | |
難易度:中級編/★★★☆☆ |
作図解説と注意すべきポイント
まず、いつものように平面詳細図からはじめますが、いつも見慣れている建具図なので、それほど目新しい箇所ははありません。強いて言えば、前述した小窓がある程度です。
それを除けば、普通の木製開き戸です。納まりも他の記事に描いていると大きな差異はありません。すでに慣れている方は、次に進めてください。
建具を描くのが初めてという方は、しっかり読み取るようにしてください。ここでのポイントは、建具ワイドを入れることです。DW=696mmとなっています。
後は、各仕上げ品番が出ているのので、ネット検索して調べても良いと感じます。
次に、縦断面詳細図を見てください。こちらも当サイトでよく見られる図面であって、こちらについても目新しいものは有りませんね。
ここでの作図ポイントを伝えるなら、建具枠と建具の隙間に注意が必要です。今まで見てきた建具図には、意外とこの寸歩を記入していない図面が多いんです。嘆かわしいことです。
ちょっと手を加えれば済むことなのに、横着が厳禁ですな!やはり、図面には寸法は『命』です。
次に、縦断面詳細図を見てください。こちらも当サイトでよく見られる図面であって、こちらについても目新しいものは有りませんね。
ここでの作図ポイントを伝えるなら、建具枠と建具の隙間に注意が必要です。今まで見てきた建具図には、意外とこの寸歩を記入していない図面が多いんです。嘆かわしいことです。
ちょっと手を加えれば済むことなのに、横着が厳禁ですな!やはり、図面には寸法は『命』です。
ここでは、上の隙間が 4mmで、床殻が 10mmになっています。
特に決まった寸法ではありませんが、常識レベルの寸歩です。ですから、手をぬかいないで入れるようにしてください。尚、平断面図での隙間も気にするようにしてください。
小窓の詳細図は覚えて欲しい!
以下には、この木製建具に付いている小窓です。平断面図詳細図にも出ていますが、この縦断面詳細と同じです。今回は、この納めを覚えておいて欲しいんです。
というのも、建具図にも良く出てきますし、建具以外にも使うことが多いんです。何も難しいところはありません。枠に、ガラスを付けて、9mm の押さえぶちをビス止めするだけです。
ガラスFIXと言って、店舗の設計には必ず出てきます。ですから、これについては必須って思っておいて欲しいです。よろしく!!
まとめ
今までにも行ってきたことが、建具図は必ず覚えておいて欲しい図面のひとつです。最近は既製品があるので、描くことは、確かに減りました。別注するよりはコスパですから!
しかし、単純な建具ならそれでもいいんですが、やはり店舗はデザインが勝負です。いつ何時、「これ描いて!」って先輩に言われか分かりませんよ。
ですから、しっかり建具図を理解してください。
尚、建具の描き方について有益な情報があります。
今回から、ちょっと指向を変えて作図方法などを伝えようかと思いつきました。 第1回目として、『基本的な木製片開き戸の作図方法』からはじめていきます。 店舗には無くてはならない『建具』! 今回は簡単な、木製の片開き戸です。 …
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