結局こういうスタイルになるんだ!
今回、ご紹介するのはオープンタイプの棚什器ですが、まさに “きほんのき” といっても良いし、汎用性もかなり考えられる什器だと思います。
このタイプに棚什器は、過去から現在に至るまで、かなり多くの数を熟してきましたが、結局こういう考え方になるんだ!っていつも思います。
まぁ、今回は復習の復習、すなわち基本に返って説明していきます。ただ、この什器は、四本脚で有りながら下部には補強を無さなりタイプです。木製では無理なので、スチールフレーム組みで考えてみました。
■サイズ | ■仕様 |
W1800×D800×H1050 図面参照 | フレーム:32角スチールパイプ亜鉛メッキ仕上げ 中間補強パイプ:32×20スチール角パイプ亜鉛メッキ仕上げ 天板・中間棚:t6.8㎜ クロスワイヤーガラス 固定棚:t1.6㎜スチール亜鉛メッキ仕上げ |
■備考 | |
難易度:初級編/★★☆☆☆ |
作図解説
さて、説明といきますがこのタイプの棚什器って、スチールを使った場合ほとんどが同じフォルムです。中には、大丈夫かいなって言うぐらい細い角パイプで指示してくるクライアントも居られます。
きっと作図をしたことの無い人か、描いたはいいが後を考えない人!これけっこう居られますが、あまり付き合いたくは無い人たちです。しかし、この業界には必ず存在します。
話を戻して、造りはスチールなのでかなり強固です。亜鉛メッキをSUSに変更すれば一生モノとなります。一家に一台って奴です。
ここで、注意をしなければならことは、木製でこのタイプに什器はつくらない方が良いってことです。下部の補強に苦労するからです。
仮に依頼されたら、ステージを付けるようにすれば可能かもしれませんが、なるたけ避けるようにした方が、身のためです。
余計なことばかり書いていますが、結局のところあまりシンプルすぎる什器なので書くことが無いのですよ。(ご容赦を!)ですから、重要なポイントだけを記しておきます。
作図ポイント
作図ポイントそしては、ズバリ以下2箇所です。トップ画像を見ながら以下詳細図を時間をかけてしっかり読み取ってください。
まず、スチールフレーム組みは理解されたとして、トップと2段目のガラス棚の仕口を見て頂きましょう。簡単に見えるでしょうが、実際によく見るケースはこの仕口を知らない人が居ます。
プロの方はすぐに描けるのですが、初心者の方は知らないために、詳細図を省くケースが多いんです。別に描かなきゃ描かないで良いのですが、やっぱり図面屋を目指す人は描くようにしてください。
図面の精度がよければ、それだけ図面代を請求しやすくなります。酷い図面を描いてまともな請求は出来ませんから!
ですから、この詳細図さえ描いておけば良いんです。
これを見れば、簡単でしょ!
角パイプにLアングル(溶接処理)を付けるだけなんだから、どうってことは無いはず。それとガラス棚なんだから、必ずガラス面がスチールに接する面にはゴムパッキン(ナミダ目)を付けておく。それだけです。
まとめ
今回は、あまりに簡単すぎてつまらなかったと思いますが、私も書きながら復習しているのです。描けるかといって大きな顔は出来ませんから。日々精進です。
仮にあなたが本当のPROになるならば、形体ごとの什器を拾い出してカテゴリーをつくります。そして、どの什器がどのような場所で使われるかを理科して、什器自体を研究していけば、什器の納めにも興味が沸くでしょう。
この仕事を生業とするならば、歳は関係ありません。80歳のなっても稼げる仕事かもしれません。出来ればのことですが、可能性はあります。
尚、什器のカテゴリーを知りたい方は以下サイトを参考にしてください。
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