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高級店は建具を見せたがらない!

高級店は、昔から建具枠を見せるのが嫌だったようで、私も良い勉強をさせてもらった。
今回、紹介する建具図もしかりです。ただ、その気持ちも分からん訳ではありません。

ただ、設計費も施工費も必ず膨らむ。しかし、そこはやはり高級店の強みであるので、コストは気にしなかった気もします。

ですから、実施図は神経を使います。

以下の図面も、建具枠どうこうでなく、取りあえず建具自体を目立たないようにしてほしい!ってクライアントからの要望でした。

さすがに時間はかかったようです。

建具枠フレームレスの良き事例なので思えるべし!

まず、左上から平面図、その下が展開図(立面図)、その右側に断面図2箇所を描いています。
うちのスタッフが描き上げて図面ですが、ここまで描ければ言うことはありません。

紙面右側のスペースに、平面詳細図、その下に建具の断面詳細図を描いています、
縦断ガヤやちんけですが、紙面上仕方の無いことなので、これでGOしました!

■サイズ■仕様
W850(844)×D41×H2001
詳細は図面参照のこと!
建具:アニグレ練り付けクリアウレタン塗装仕上げ
レバーハンドル、隠し蝶番
■備考
難易度:上級編/★★☆

作図解説

次に、作図には建具以外に店舗環境の一部がにじみ出ていますが、今回はあくまでも建具ですのでそちらに注目して、読み込んでください。

ちょっと、読み込むのに時間がかかりますがゆっくり、確実に読み込んでください。
図面が読める=描けるということは普段から言っていることです。

今回の建具納めは、完全なフレームレスで処理しました。
ですから、建具まわりの”隙間”さえ気にしなければ、完璧な納めです。

作図展開図を見ていると壁面と建具が同化しているのがわかりますが、いかがでしょうか>?
もちろん、壁面と建具の仕上げが、木下地+クリアウレタン塗装というのも好都合だったって気がします。

作図ポイント

毎回、毎回、作図ポイントなる事柄を描いていますが、要は下記の詳細図をしっかり理解してほしいだけなんです。

建具図ですから、毎回同じことを言っています。

建具とそのクリアアンス(隙間)だけは意識して描いてください。日本は四季があるだけに悩みます。
ちなみも、SDも伸び縮みしますよって、注意が必要です。

建具開口枠の補強の納めもこれで十分ですので、この枠付近の納めはしっかり真似ってください。

続いて、以下は縦断面詳細図ですが、こちらも作図的には申し分なしです。
ただ、図面バランスが格好良くないですね。ドアチェックも確認できます。

毎回言っていることですが、建具下部のクリアランスは室内レベルでしたら、10mmが妥当な寸法です。
何度も描いていけば、必然的に覚えます。

最後に、作図って言うものは決して難しいものではありません。私の場合これを描いているのが好きだし、落ち着きます。

本チャンの時間の無い仕事も嫌いではないのですが、それなりに気を遣いますので、やっぱり嫌かな?
ただ、本チャンの仕事を多くこなすことが図面屋に近づく近道だということは断言できます。

ですから、読者の皆さんが望まれるのなら、私が教えても良いです。
描いたものの添削もいたします。資料がなければ差し上げます(条件付き)。

お問い合わせください!待ってます。

是非、素晴らしい図面屋さんになってください!
乱文お許しください!

お願い致します!
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