丸窓を付けることで建具にアクセントと認知性を上げる

1週間のご無沙汰です。今後は仕事も落ち着いたので、ずるしないで最低限/1記事/1ウィークで行こうと思ってます。

仕事が入ると、どうも億劫になってサボってしまいがちです。

読者の方には迷惑をおかけしていますが、今後はそのようなことが無いように頑張りますので、改めてよろしくお願いします。

前置きはさておき、今回は木製の親子ドアの事例です。

既に、このような事例は当サイトにも少なからずありますので、ダブりがちと考えますが、これも一例としてお読みください。

図面精度は、かなり高いのでしっかり目を通すことからはじめましょう。図面が読めなきゃ、素晴らしい図面になるのは難しことと感じます。

■サイズ■仕様
W1100(枠込み)×D100×H2040(枠込み)
その他図面参照
枠:集成材ラッカー塗装仕上げ (日塗工D22-50B)通路側) (日塗工C19-75D)FA側)
扉:化粧シート仕上げ(住友3M)ダイノックWG-664)
四方 木工塗装仕上げ(日塗工D19-20B)
押縁:6×16焼付塗装(シート同色)
丸窓:t5mm透明ガラス(タペシート貼り)
■備考■難易:中級編/★★★★☆

作図解説とコメント

以下の作図は、いつも見て貰ってる平面詳細図です。
かなり詳しい箇所まで描かれているので素晴らしい図面だと感じます。

建具のネタ入れ、ハッティングの入れ方、そして付属金物までしっかりか描いてあります。
当時、内のスタッフにはここまで描けるやつがいなかったので、きっと外部さんかと思います。

多くを説明する必要はありませんが、これを真似れば充分です。

寸法表示も落ちが無いので、このまま製作業者さんに回せるのでとても安心です。
本来なら、打合せをしてからの発注になるので手間が省けます。

押さえどころ

1.明確な寸法表示とそのバランス(寸法は描き上がっても再度確認)
2.各建具ワイドを明確にしておく(邪魔くさいが親切な図面になる)
3.枠と建具の隙間を取る(隙間寸法は2mm〜3mm)
4.付属金物は必須(これも邪魔くさいが評価は高くなる)

ここで感じることは、上記しましたがほとんど常識なのでしっかり守ってください。
ただ、よくこんなことがあります。

過去お世話になった頼りないクラインの例では、「全て適当で描いといて!」です。
仕事に気合いが入って無いと感じて、私はそのようにしますが…….。

と言うのも、付属金物って見積に大きく関わる大切なこと。適当では描けません!
私は、「参考」と図面に書いておきます。

さて、縦断面詳細図といきますか。以下も図面の精度はかなり高い!

図面の押さえどころは前述した内容と同じですが、床と建具下部との隙間というか間>?
これについては、床の仕上にもよりますが、通常では、11mm〜15mm開けておけば申し分ありません。

注意と検討を要する場合ってのがあります。それはヤケに毛足の長いカーペットの場合です。
これはもう、相談と協議でしょう。

ここまでしっかり描けば、1枚/15,000円は確保でできます。

平気で、1枚いくらで描いてもらえますかっていうクライアントとは付き合わない方が得策です。
図面というものは,時間で描くときもありますが,やはりしっかり考えて描くものと確信してます。

それでは、今回はこのぐらいにしときまっさ!最後まで読んでいただき感謝します。

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