■サイズ | ■仕様 |
W815×D54×H2170 図面参照 | 建具:ダイライト下地t=6グレーペンミラー貼り |
■備考 | |
背景
結婚式場を中心にレストランなどを併設した総合ブライダルショップです。
鰻の寝床っぽい細長いビルだったと記憶しますが、これ如何に!内部を広く見せる為に壁面にはミラーを多く取り入れた環境でしたね。
多層階に渡る物件だったので、内の2フロア分の実施設計一式を受け持つことになりました。嫌感が残る物件のひとつでもありました。
作図説明
この作図事例は、駆体壁と内装壁との間に出来た空間をストックスペースとして有効活用するために取り付けたミラー貼りの建具図です。
柱型を除いた壁面を全てミラー貼りにしていたので、意匠的に枠を見せないフレームレスな建具となっています。(以下平面詳細図参照)
取っ手にもデザイナーのこだわりを反映して、スチール製の丸棒をとフラットバーを溶接した別注品を使用して、極力目立たせないようにしました。(以下部分詳細図参照)
ただ、蝶番だけは安全性を重視して、重量用のPヒンジにしました。
両開きの建具の場合、それぞれの戸先に合じゃくり加工をするか、戸当たり用のプレートを取り付けるかのどちららが主流です。
しかしミラー貼り建具となると重量も有るので開閉時の衝撃が大きいちょっと怖い気もしました。その為、衝撃にも耐えれるように 50mm×50mmの角材を戸当たりにしています。
とにかく、今回の作図事例は図面枚数が多くて編集が大変でした。投稿するのをちょっと間違ったかもしれません。いずれにせよ最低限の作図は載せておきましょう。
作図上の注意点
床面の戸当たりについて
両開きの状態にしたときに、片側の建具が柱型の角に当たってしまうので床面に戸当たりを取り付けています。
本来ならば、戸先の部分が当たるように設置すべきですが、共用通路の壁面に取り付けた建具なので、根本付近にしています。
建具の根元に取り付けても足が引っかかる恐れがあるので、手間はかかりますが床に収納できるタイプも考えられます。
(戸当たり参考画像)
リンク先:ニカヤ https://shop.nikaya.co.jp/items/item_view/EA/150
後記
最後に、今回の事例はとにかく細かすぎて文章での表現②は、かなりの困難さが伴いました。ほんとザックとで申し訳ないことですが、再編集して、投稿挑戦したいと思います。
所感としては、この物件の図面枚数は半端じゃなかったです。嫌な物件でしたが何とか乗り切って竣工に持ち込めて良かったと感じます。もうこのような物件には、幾ら頼まれてもしない。
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