とにかく高級感というか…。そんな雰囲気が良かったのだろう!

腰に、”スワロフスキー”を敷き詰めた今回の、オープンタイプのガラス棚什器は、重かったとしか記憶が無かったような……。

デザイン性が高く、あまり参考にはなりませんので、その辺りはご自分で判断願います。
設置場所は、百貨店の”キュート”を謳った店。もう20年前に描いた什器です。

あまり、好きなムードの店舗では無かったので気乗りはしなかったのですが、これも仕事と諦めて精一杯頑張りました。

おかげで、納まりも旨くいきました。

図絵面については、かなり気を配ったので、”スワロフスキー貼り”以外は結構勉強になりました。
是非、皆さんもご自分のモノとして活用ください。

作図解説・コメント

■サイズ■仕様
W1800×D450×H1000
*その他寸法は図面参照のこと!
フレームSUS角パイプ(19.1□)鏡面仕上げ
ガラス受けSUSシャフト(9□)鏡面仕上げ
TOPクリアガラスt8mm落し込み
抽斗前板木製下地ウレタン塗装 +クリアミラーt5mm4方面取り加工.ミラーマ
スワロフスキー(24.375□)貼り <025.001 631619>
■備考 ■難易度:中級編★★★★☆

図面のメニューは、まず、平面図、平断面図×3カ所、立面図×2面、それに側面図と断面図になります。
これだけの図面を描いておけば、クレームもでず、及第点は頂けるはず。

造りにについては、「フレームSUS角パイプ(19.1□)鏡面仕上げ」がベースとなり、そこに腰部の木工家具を取り付けるといったシンプルな納めです。

こういったタイプの什器には、順当な納めと考えますし、”きほんのき”といっても良いでしょう。

腰部の抽斗前面には、「木製下地+クリアミラーt5mm4方面取り加工.ミラーマット貼り」となってます。
これも重量を増す原因となってしまった。

この事例では、A3用紙はでまとめました。以下の全体図と詳細図です。

最近思うことで、手前味噌になりますが、図面をここまでしっかり描く人は居なくなりましたまね。
残念に思いますし、それでも通用する現場って如何なもんでしょうかね!(愚痴ってます)

さて次に移りましょう。

作図ポイント

自慢ではありませんが、この図面を見ていると落ち度がありません。
元気だった昔を思い出します。

断面図は絶対にしっかり描くことが肝心です。これが有るのと無いとでは大きな違いがあります。
当時の施工会社に友人が居て、若い人に苦言を呈してましたね。

以下の詳細図は、上の詳細図を拡大して描いたものですが、”スワロフスキー”が確認できます。
それと、右図面にはより細かな断面詳細図が見て取れます。

どちらの図面も、しっかり描いたので落ち度は無いと確信します。
初心者の方のは、申し訳ないのですが、理解するには相当の時間が必要かと思われます。

表現方法も問題ないので、しっかり勉強してください。

「作図ポイント」ってようはそのほとんどが断面図、詳細図が中心となります。
建具図、その他什器図においても、作図ポイントとなります。

要は、以下の詳細図を抑えなければ、プロにはなれないということです。
年間に、2人程度教えてますが、なかなか育ちません。

お願い致します!
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