婦人靴では鉄板の什器でもあります

■サイズ■仕様
W1240×D900×H1250
図面参照
TOP:木ラッカー塗装仕上げ(白)
40×25 SUS HL角パイプフレーム組+ダボ式引っかけ金物
ダボ式可動棚:t=8クリアガラス
■備考
難易度:初級編/★★☆☆☆

作図説明

最近は投稿もする暇の無いぐらい忙しい日々が続きます。コロナ渦というのに本当に有難いことです。クライアントに感謝です。

ここ最近は、棚什器の作図事例のリクエストが、読者さんからチラチラ入ってますので、棚什器を何品か選んで投稿します。棚什器は、センターエリアでも,フロントエリアでも活躍しますので、人気の什器だと感じます。

中でも婦人靴売り場では、ディスプレー什器以外は、そのほとんどがベーシックなフォルムのガラス棚什器が必須です。ですから,今回はその一例をご紹介しましょう。

内容的には,,決して難しくありませんので、初心者の方も必ず描けますので安心して進めてください。図面なんてかきなれれば、「なんや、この程度か!」ってなります。

この作図事例は、実際某百貨店で描ききった事例ですので、アレンジを施せば靴売り場だけでなく,あらゆる売り場に対応できますので,是非覚えていてください。

売りは、やはりシンプルで機能的なところにつきます。まぁ、靴売り場では、変化のある什器はなかなか使えませんからね。嫌がられますし。気の利いたところは、什器側板のミラーを貼ったところです。

作図ポイント

これといった作図ポイントはありませんが、それぞれの納めをしっかり理解することですかね。ダボ取り付け位置、ミラー貼りの詳細、間接照明の取り付けなどなどです。

作図もしっかり描けていますので、その一つ一つを、まず自分のものにすることです。そして、その納めを頭にたたき込むことです。まず、最初はこれを見ながら描いてみてください。

2回も描けば、次は基本三面図はすぐに描けるでしょう。そうすれば、それは自分の財産となるでしょう。(図面屋として)

今思えば、基本を押さえていない人は、必ず途中で挫折することが多いと感じてきました。後は、「何で??」って疑問を持つことも大切です。

以下に、各部詳細図の拡大図を付けておきますので、しっかり勉強してください。

ここまで大きければ,十分に理解できるでしょう。ここで表現されている詳細図については,どれをとっても基本的なことばかりです。

例えば、アジャスターと什器の間は、10mm空けておくとか、ダボの間隔についても、靴ですから理想としては100mmピッチに割り付けるとかです。

また、断面図はハッチングを使わず,出来ればネタ入りで描くようにしてください。図面に信憑性を感じるからです。

ただ、ネタ入れは慣れないとちょっと見てくれが悪くなるので,注意してください。

これについては、初心者の方はハッチングでもいいでしょう。急には無理ですから。

間接照明取り付けは、図面がかなり以前のものなので、管球が付いています。

今なら,ほとんどが、LEDですのでこれほど細かく描くことは無いでしょう。

これについては、当サイトにもLED照明を使った生地がありますので、探してみてください。

今回の内容は、ちょっと薄いものになってしまいましたが、何にでも基本というのがありますので、根気よく進めてください。

後記

如何でしたか?厳しくは言う気はありませんが、最近ではまともな図面を描く人が少なくなってきて,ちょっと悲しい思いです。

もうすぐ、大阪万博の建築がはじまります。またそれに関連する施設も多く出来,大阪も大きな変化が訪れるでしょう。先日、同業者と打ち合わせをした時に出た話が、図面屋が絶対に不足すると言うんです。

よく考えると、そうも感じます。

私の同年代は,すでにリタイアして隠居生活。現役で頑張ってるのは,ひょっとしたら私ぐらいです。これについても悲しい感がありますね。

横道にそれましたが、言いたいことは、今からでも図面を描いて見ませんか?ってことです。1年も頑張れば,必ず描けますし、精度の高い図面もそれほど発生しないように感じます。最低限描ければ、将来が明るくなるかもしれませんよ。長くなりますので、続きは次回ね!

お疲れさまでした。

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