■サイズ | ■仕様 |
W4620×D100×H500 図面参照 | 本体:ボンデ鋼板曲げ加工+シート貼り サイン:スチール切り文字焼き付け仕上げ |
■備考 | |
作図説明
どこにでも見受けられるサインですが、特にショッピングモールや地下街で、垂れ壁にサインベースを設けてファサードサインやショップサインとして設置されることが多い、一般的なサインの作図事例です。
この場合も、”きほんのき” として扱いたいので、しっかり覚えておいてください。ただ、詳細図についてはちょっと複雑な収めになっていますので心して進めてください。
以下に、事例の断面詳細図を添付しております。慌てずにゆっくり見て理解して頂ければ、あなたがデザインするときに、きっと役に立つと考えます。
それでは、今回のサインとサインベースについての収めをご紹介しましょう。
サインベースの上下基本フレームは、ボンデ鋼板の曲げ加工で製作しています。その基本フレームを天井からのボルト吊りと、垂れ壁(LGS+PBした地)に直接ビス止めとで固定しています。
この収め方は、一般的であり、これに変わる収めはちょっと見当たりません。これを参考に進めれば問題はありません。
次に、持ち出しのスチール切り文字サインは、インロー式持ち出しパイプを、事前にサインベース本体に溶接します。そして切り文字を溶接しパイプを差し込むだけです。
ご理解いただけますか?
もちろんコーキング材を充填して差し込むのですが、全くシンプルです。ただ、持ち出しパイプの調整には注意が必要です。
作図時点で、注意書きとして書いておくと親切です。
作図上でのポイント
スチールの曲げ加工したものを作図する際にちょっとしたポイントがあります。是非、参考にして下さい。
断面図のボーダーに注目して頂くと、上下共タイル面に向かって20mm曲げていますよね。(しゃくりとも言います)
この20mmを曲げることで強度が上るのと、反りを軽減させる事ができるのですが、切りっぱなしで仕上げると、竣工後に何らかの影響で開いてくる恐れがあります。
これを防止する為にも20mmの曲げが必要なんです。
ただ、サインベースの大きさやかたちによっては、20mmの曲げにはこだわらず、その都度寸法は変更しても良いでしょう。
これは箱文字サインや行灯サイン等でも同じ事が言えますので、曲げ金物の図面を描く場合は是非この記事を思い出して下さい。
※尚、箱文字サインでもこの曲げ加工を使ってますので参照下さい。⇒ 箱文字サインの図面事例_0318
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