■サイズ | ■仕様 |
W1200×D40×H2600 図面参照 | 石枠:200×400御影石(ネムリ目地) ミラー:t=5mmクリアミラー貼り |
■備考 | |
191123更新 | 石貼りの基本です |
作図説明
この作図事例は、石貼りのゲートに姿見としてのミラーをはめ込んだ詳細図です。結婚式場に併設された貸衣装ショップだけあって、その見てくれから、かなり凝ったものとなっています
経験上、このような作図は過去にも多くありました。そして、収めについては、その都度悩まされました。一度しっかりまとめねばと思っていた矢先だったので今回は良い機会です。
では、その悩みに悩んだ断面詳細図をご覧いただきましょう。
まず、壁の下地材に取り付けられたT字型の金物が見えます。この上からモルタルを充填し、石を引っ掛ける専用のピンを取付けます。このピンに石を引っかけて仕上げとします。
通常は、圧着工法でも良いのですが、石の重量が重く圧着工法では剥がれる可能性もあるので乾式工法を選択しました。
この乾式工法は、基本的に外部や下地材がコンクリートブロックや、駆体壁の場合に使われる工法であって、店舗内装ではあまり用いない工法でもあります。(例外あり)
というのも、引っ掛け金物もアンカー止めが主流なため、工期とコストも懸念材料となるからです。
店舗内装の場合は、圧着工法が主流であって、工期が無い時には助かるそうです。その中でもケイカル板やプラスターボード下地に適しているボンド圧着工法が多く使われています。
ボンド圧着工法とは、2液性の混合樹脂ボンドを専用のハケで、1mm〜2mm程度を下地材に塗り、石を貼り付けて行く工法であって、モルタル圧着工法も同様にモルタルをボンドの代わりに使用する工法です。
最後に、平面詳細図を添付しておきますので、参考にしてください。
ミラー貼りと石貼りとの絡みが読み取れますね。前述の断面詳細図と平行してしっかり読み取り、理解してください。尚、上記作図の右側に角パイプと思われるものがありますが、これはガラススクリーンです。今回はこれを割愛しました。
この事例は、見た目には程たいしたことはありませんが、今回の事例で石貼りについて興味を持って頂ければ嬉しいし、あなたにとってもひとつの知識が付いたと感じます。
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