ショップのメインとなる多機能なカウンター
2007年頃に手掛けたアクセサリーショップのメインカウンターです。
思い出すととてつもない大きさでした。なんとW=4350mmですから…..。
これもれっきとした什器ですが、店舗が10坪足らずでしたので、店の中をこいつが牛耳って立って感じです。
造りは見ての通りシンプルで、普通のカウンターの長ものと思ってください。
しかし、売上の大半はこのカウンターでの販売だったと後に聞きました。
アクセサリーと言ってもユニセックスな品揃えで、文具系もあったようです。
ちまちま売らずに『どーん』魅せた感がありますね! 素晴らしいアイデアだと感心しました。
正確な図面が無かったので、スケッチを頂いて後は私とスタッフでまとめました。
デザイン性はあまり感じられず、素直な販売計画で売れた店舗の事例とも言えます。


■サイズ | ■仕様 |
W4350×D700×H800 その他サイズ仕上は図面参照のこと | 天板:メラミン化粧板仕上げ(アイカ H-5813) 側板:突板貼り+ウレタン塗装仕上げ コーナー化粧柱:木工ウレタン塗装仕上げ 台輪:突板貼り+ウレタン塗装仕上げ |
■備考 | ■難易度:中級編★★★★☆/4.0 |
作図解説
図面は、平面図、平面詳細図、立面図、それから断面詳細図となります。
特に難しいところはありません。難易度:中級編★★★★☆/4.0と指示してますが、一部しっかり描かなきゃならないカ所があるからです。
箱物什器は、描き慣れれば時間を使わずに作図は完成ですが、下にある断面詳細図はそうはいきません。
ココが重要ですので、しっかり理解してください。

以下に拡大図を添付しましたので読み取ってください。
結構ややこしいって感じます。文字が多いのもその性ですが、引き出し、ストックの扉など多くの機能が詰まってます。什器ジョイント用のボルトまで確認できます。
この手のカウンター類には、この事例とよく似た機能があります。
いずれにしても覚えなきゃならない作図ですから、一度描いてみてください。
作図ポイントほど大げさな図面ではありませんが、重要な図面でも有ります。
以下の図面は、この大きなカウンターの上に置く単品のガラスショーケースです。(平面図参照)
この図面もシンプルで気取りのないケーです。2007年ものですが。今でも通用しますね!
カウンタートップにこれを置き、フレキシブルに移動させることによって『目を引く』手法でしょう。
これも良いアイデアだと感じます。
3台のショーケースをバランス良く置くことで、結構な変化が出て楽しくなりますね!
この広いカウンターはきっと賑やかにななり、お客様へのアイキャッチャーとなったはずです。
まとめ
最後に、私が描いてきた図面はモノによっては今でも十分通用します。
現に、このサイトの図面は見れば分かります。
例えば、照明器具などを意識してみていけば分かるはずです。
棚下照明、その他間接照明などに『管球』を使っている図面は、かなり昔(1990年〜2010年)のものとなります。
しかし、家具や什器などは現在のものと同じような気がします。
もちろん、時代時代で新たなフォルムが出没しますが、根本は同じです。
ですから、店舗図面、主に実施図面を覚えれば、これからも良い職業になると感じます。
初心者の方も未来は明るくなります。以上!
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