■サイズ■仕様

W806.4×D110×H2188
図面参照
枠:t=3.2mmスチール平板焼き付け仕上げ(白)
建具:木工化粧板仕上げ
■備考
2019.11.27更新

華やかな空間にはぴったりの光オブジェ

誰がこんなものを考えたんだって感じですが、華やかな空間には、ある意味ぴったりの光オブジェだと感じます。

何処に設置する?というものではなく、ひとつの空間を演出するディスプレー要素のあるオブジェと考えて頂ければ適訳かと考えます。

最後にイメージフォトを入れておきますので、そちらも何かの参考にと思って添付してます。このような作図事例は、意匠と言うより以下に納めるかがポイントとなります。

意匠はとてもシンプルで、まるで「モノリス」のようにも見えますが、その構造はとても複雑です。

作図解説

それでは、作図ポイントを進めていきましょう。実はとても厄介な納めですので、しっかり見ていってください。(上の作図参照)

この「光のオブジェ」は、天地に照明ボックスとテンパーライトドアの組み合わせた構成になっています。まず、下の平面詳細図を見てください。ややこしいでしょ!

何故テンパーライトドアを使用したかというと、2枚のテンパーライトの内側に二重のガラスが取り付けられています。

この内側のガラススクリーン表面にファブリックが貼られています。このファブリック交換のためにテンパーライトを取り付けたのが事実です。

意図としては、、天井と床に照明ボックスを設置し、その光がガラススクリーンに貼り付けたファブリックを強調されてる演出だそうです。

いずれにせよ、あまり汎用性の無い作図事例です。しかし、演出装置としては、かなり期待できるので、投稿したわけです。残りの詳細図も以下に載せておきます。ですから勉強のつもりで読み取ってください。

事例は、素材と光の組み合わせによる幻想的な空間を表現しています。ヒントとして、例えばフォルムは違えどこういった演出も可能と考えます。

要するに、図面をベースにアレンジは容易に図れます。例としては、ガラスとガラスの見込み巾(デプス)を大きくしてみては如何でしょう?そこに別物のディスプレイ小物を挟むように演出すれば、結構楽しめますよね!

その他、アイデアとして、スクリーンでもパーティションでも使用出来、かなり変化に富んだ空間演出的なディスプレイが完成するでしょう。

上下のドアが可動する事で内部及び、上部のメンテナンスも可能ですから、用途の巾はかなり広がります。

これはアイデアとヒントがつまった興味深い造作事例ですので、よく理解して頂ければ幸いです。是非、ご自分でアレンジしてみては如何でしょう!!

画像引用元:AQUA REAM

まとめとして

「光のオブジェ」は、確かにアイデアとヒントがあって興味深い作図事例だとお思いの方も、多くいら。っしゃるでしょう

しかし、実施施工図を作成するには、かなりの苦労がありまして、決して忘れることの出来ない図面となりました。

読者の皆さんも店舗設計を目指し、生活の糧とするのであれば、難しい図面を克服してこそ未来があるとお考えください。今回はかなりヘビーでした。

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