
■サイズ | ■仕様 |
2600×50×400 図面参照 | 木部:ラッカー塗装仕上 金物部:スチール焼き付け仕上 |
■備考 | |
2019.12.13更新 |
作図説明
当時、マイカルのサティの環境設計をしていたときに、どちらの店かは忘れましたが、天井吊りサインが、地震の影響で落下したという情報が入りました。その後、各店が一斉に天井からの吊り造作に対する安全対策が成されるようになりました。
今回の作図事例は、上記の対策に応えた天井吊りのサインパネル詳細図です。
一昔前までは、もっと簡単な収めで通用していたのですが、落下防止のために安全性を重視した吊りサインの一例です。
このサインパネルは中央部の本体と、左右の赤いパネルとで構成された吊りサインです。まずは中央部の本体について説明していきます。
ラッカー塗装仕上げの本体には、21mm×21mmの角パイプフレーム組みを内部に仕込んであります。このフレームの用途とりては、サインパネル全体の補強と左右の赤いパネルを差し込むためのインロー式のフレームとを兼用させています。(以下の作図参照)

また、天井からの吊りパイプは、このインロー式のフレームにボルトとナットを用いて固定するようにしています。
このフレーム構造にしたことで、パネル本体に吊りパイプを固定しているものよりも強度と安全性が飛躍的に高くなります。トップ画像と上記断面詳細図をしっかり読み取って理解してください。
続いて、左右の赤いパネルについてです。
収めとしては、単純に本体パネルから300mmずつ左右に伸びたインロー式のフレームに差し込み、最終的には特殊糊での固定となります。但し、差し込むときに吊りパイプがあたりますので、そちらは、事前に溝をカットしておきます。
ただ、このままだと当然落下しますので、吊りパイプ付近と本体パネル接点のところにスチールプレートをビスで固定しています。ちょっと不安ですが、デザイン面からもこれが精一杯の収めです。
作図の注意点
左右のパネルに本体から伸びたフレームを差し込むので、パネル上部には3分の吊りボルトが通る程度の溝が必要となります
断面図に明記してあるように長さ308mm×14mmの溝を設けています。パイプフレームとの引っかかりシロを考慮してもう少し小さい10mmから12mm程度の溝にしても良いかと思います。(断面図参照)
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