小物アクセサリーを旨く見せるトレーに注目!

■サイズ■仕様
W1500×D450×H985
図面参照
本体:木OPハケ塗り仕上げ
上置きトレイ:木工作OPハケ塗り塗装仕上
■備考
初級編/難易度:★★☆☆☆

作図ポイント

今回の作図事例は、小物アクセサリー什器の代表的な什器だと感じます。タイプ的には、オープン棚什器と言ってもいいでしょう。

仕上げは、面取り加工をあしらった木工下地に OP(オイルペイント)のハケ塗りで、全体的にのアンティーク調な面持ちで、使い古して味のある古道具屋の家具を連想させます。

この什器のポイントは、その使用から見てファサードに設置すると良く、また通路からのアプローチを考えて什器正面下部に、ディスプレー出来るスペースを設けているところです。

実際には、アンティーク調の書物を展示していました。やはり、雰囲気というかムードづくりは店舗にとって必須です。

ただ、足下に設置しているので照明による演出があれば、より視認性が高まり集客が期待できます。蛇足にはなりますが、ガラスFIXにすることも考えられます。

作図ポイント

それでは、実施図面としての納めを進めて行きます。今回は平面詳細図がありません。ですから、断面詳細図を付けておきます。以下参照してください。 特に収め的に難しい箇所はありません。

上から、小物アクセサリのトレー。その下は、恐らくバッグ関連などを置きます。その下は、前述したディスプレー、その反対側に小さなストックです。全て明確に理解していただけます。

ですから、ここでは G部詳細図にあるスライド丁番と扉の厚みについて、お話しします。まず、下の詳細図をご覧下さい。そして、扉の厚みを確認してみてください。20mmとなっています。

ご存じの方も多いと思いますが、スライド丁番には扉側に「カップ」と呼ばれる部分を埋め込みます。 このカップの深さは、丁番によって違があって、扉の厚みを間違うと失敗することがあります。
ですから、事前にと扉の厚みに対して適切なスライド蝶番を選んでください。

作図事例では、扉の厚みが20mmですので、適切なカタチでスライド丁番が取り付けてあります。 ただ、断面図を見ると、厳しい所での取付けのように見える方もおられると感じますが、これは面取り加工で、こう見えるのです。

尚、初心者の方へへのアドバイスとして、家具什器の作図ではこのスライド蝶番は必ず出てきますので、今回の断面詳細はしっかり覚えておいてください。

後記

今回の作事例は、如何ででしたか?まずはゆっくりで良いですから、確実に理解することが肝心です。また、納めについては、最初に絶対とは言いませんが、スケッチを描く癖を付けても良いかもしれません。

今回程度でしたら、CADを扱いながら頭で処理出来るのですが、たまにややこしいのがあって、CAD中断することがあります。そういった場合、私はスケッチを描くようにしています。

汚いスケッチでもいいじゃないですか、描くことが覚えることと感じるので、是非やってみてください。スケッチも描けないようじゃ、ちょっとヤバいですからね!

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