■サイズ■仕様
W900×D457×H1000
その他は図面参照
フレーム:19×19 SUS 角パイプ鏡面仕上
腰:木工下地t=5mmカットミラー貼
側板:木工下地スワロフスキー(24.375□)貼り
その他は図面参照
■備考
難易度:中級編/★★☆

作図解説

アパレルショップや、雑貨ショップでは定番の什器として多くの店舗で配置されているオープン棚什器が、今回の作図事例となります。

普通は、スリットシステムを使用してパーツの組み換えが、可能な什器と比べると、棚が固定式となっているので、機能的な汎用性は期待できません。

しかし、店頭でのディスプレイであったり、売場中央での基本什器であったりとレイアウトにマルチな対応が、可能な什器といえます。

また、ハンギング什器との組み合わせで、訴求力のある見せ方もできますし、連結配置でビッグテーブルとしても利用できます。

900mm×457mmとサイズは、少々小ぶりな什器で、ステンレスの角パイプフレームがベースとなっています。

腰のマテリアルは、四方を面取り(10mm)ミラー貼りの面と、今ではあまり見なくなったスワロフスキー貼り面の2種類の仕上げでています。

什器フレームもSUS鏡面仕上げとなっているため、全体的に女性が好みそうなキラキラした外観となっています。

平面詳細図

上の、a部詳細図をご覧いただくと、コーナーにあるフレームとミラー、そしてスワロフスキーとの取り合いがわかるようになっています。

引き出しの前板もミラー貼りにしているので、ミラーエッジを四方に取り付けています。(図面下面)

そのため、反対面の腰にも同じ見え方になるようにミラーエッジを取り付けました。


続いて断面図では、天板と中棚のガラスをフレームに溶接処理した9mm×9mmの角パイプにて受けているのがわかります。

断面詳細図

また、腰部の天板には光沢が出せるウレタン塗装で仕上げ、こちらはフラットバーとビスにて固定しています。特にこれといった難しい納め方にはなっていないので、わかりやすいと思います。

まとめ

今回の什器事例は、女性目線で考えられましたが、ちょっと難があります。それは、天板と中棚に照明器具が取り受けていないことです。天井からの基本照明で十分商品を照らすことが出来るという安易な考えからです。

商品に、影ができてしまう事を考えると、やはり棚下照明は必要かと思われます。例えば、LED照明とそのカバーをガラス受けとして代用する工夫も出来たはず何に残念です。

その場合、電源が必要なので、必ず什器の底面に3Pコンセント等の取付が必要となるので注意して下さい。(3Pコンセントは百貨店仕様)

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