必ずしも必要では無いがあれば便利な機能

今回は店舗のデッドスペースを使って、ふたつの機能をご紹介します。

ひとつは、以下の図面からも確認出来ますが、柱面を使って姿見を取り付けた例と、同じく柱面を使ってメンズショップでは必須のベルトラックです。

必ずしも必要とは思われませんが、デッドスペースを使った事例としては、アイデアとしては良いんじゃないかと感じています。

姿見のミラーパネルは、ある意味無けりゃ問題かもしれません。また、ベルトラックも単品什器だと足元がスッキリしないので、この2つの機能は必須かもしれません。

造作図なので、位置関係が理解しがたいので、平面図の一部を入れておきます。

柱の左面が、ベルトラックです。もう一方の右柱面がミラーパネルとなります。確認しながら下の造作図を読み取ってください。

■サイズ■仕様
ミラーパネル:W600×D18×H1937
ベルトラック:W600×D44×H24(2段仕様)
ミラーパネルフレーム:スチール9角パイプ焼き付け+15×15 座金-溶接止め
(日塗工 TN-20)
ミラー:コンパネt=9ステ貼り下地 t=5クリアミラー貼り(t=3ミラーマット)

角バー:スチール角パイプ14×24(黒クロームメッキ)
シングルフック(銅ブロンズ)取付 TOTAL ×12ヶ(ロイヤル-6R-50-Aブロンズ)

■備考
2019.11.27更新

作図解説

まず、ミラーパネルから行きますが、覚えておいて欲しいことは、以下の詳細図のみです。

レンガタイル面にミラーパネルを納める方法は、当サイトでも紹介済みだと思いますが、上の納めをしかり覚えれば、レンガタイルであろうとその他の下地面でも、同じ考え方です。

コンパネ下地は、9mm以外でも良いと考えます。この場合、タイル面より3mm前に出ているので、綺麗な納めと言えます。

今後、このような作図をするなら、ミラー厚みはいいとして、ミラーマット 3mm、パネルフレームは壁面の仕上げ面より前に出す(チリを付ける)と言うことを必ず守ってください。

ご自分のルールとしてください!

次は、ベルトラックです。

これは、詳細図を見ていただければ分かると思いますが、インロー式を使った事例です。

下地に座付きのインロー金物を付けておきます。その際は下地ビス固定とします。

そして、レンガタイルを貼ります。最後にベルトフックバーをビス固定して仕上がりです。

ただ、注意として欲しいのが、工事工程です。

というのも、レンガタイルがしあってからのベルトラック取付けはかなり問題があるので、気を配ってください。現場の監督さんがこの図を見ればきっと分かるはずですから。

まとめ

今回は、ちょっと「小技」のような事例でしたが、読者の方もこの程度なら理解に苦しむこと無くスムースに頭には入ると感じます。

今回は、特にデッドスペースだ!って感じませんが、ちょっとしたことを見逃すこと無くアイデアを出すことも、店舗設計には必要です。

気軽に伝えて失礼とは思いますが、まずは経験が全てと感じます。私で良ければいつでも相談に乗りますよ!
連絡ください。以上!

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