販売台のデッドスペースにアイデアを!

■サイズ■仕様
W3690×D900×H700
図面参照
什器本体:木工下地+化粧板仕上げ
下部ディスプレー部:アクリル傾斜棚設置+間接照明取付け
■備考
初級編/難易度:★★☆☆☆

作図解説

今回は、食品売場の対面什器にちょっとしたアイデア加えたら、素晴らしく売上げって話です。食品売り場には多くに什器がありますが、この事例は、デリカッテッセン(デリ)で活躍するオープン台です。ここにアイデア入れてみたんです。

まず、上の什器をご覧ください。この台の上に、惣菜が並ぶケースがあるのですが、今回は割愛しました。

普段、見るデリの販売台に、なにやら手を加えた様子が見受けられるでしょ!平面図にはクリアガラス、立面図には細かく区切った仕切り。

このカ所をいじってやったんです。すでにお分かりのように、このコーナーはデリ、惣菜売場です。販売台をちょっと工夫で、ここにデリに関連する商品を置いてみてはって感じで思いついたのです。

例えば、各種ソース類、ドレッシング類などを展示すればどうなんだ!と言うアイデアです。では、その詳細図をご紹介しましょう。

作図ポイント

ここでは、2つの断面図がありますが、メインとなるのはもちろん、右側の断面図です。作図上部には間接照明取り付けのための、部分詳細図を表しています。

これについては、後でも良いですからしっかり把握しましょう。

それでは、以下作図を見てください。まず、この奥行き200mm、縦370mmの小さな空間が、今回のキモです。
ここに前述した、デリに関連する商品を展示するんです。すぐ下に付属のアクリルがあるでしょ。これを使って小さな商品も展示できます。

普段は、人の目線からは、かなり低い位置にある、誰も気にもしなかったちょっとした空間ですが、照明器具を取り付けることで、確実に目を引きます。

まあ、ついで買いを促進するアイデアなのです。ちなみに、このアクリル備品は脱着できます。ですから、ちょっとしたボトル類も置けます。こぼれ止めも付けましたので。

要は、天板の照明器具の効果と什器自体の仕上げを白木風化粧板にしている事から、比較的視認性のあるディスプレイになっています。

ついで買いって、コンビニなんかでもそのテクニックを生かして、売上げを増進させている例があります。今回のアイデアは、やはりデリカッテッセンコーナーに特化した方が良いですね。

考えようによっては、他の販売台での活用も考えられますが、他の販売台に置くことの出来る関連商品があるかどうかってことにつきますね。

作図については、それほど難しくありませんので、是非真似ってください。描ければ自分のノウハウです。なんにでも活用しましょう。

後記

割愛してしまった照明器具について、ちょっと!
この作図、私も勘違いをして失敗していた箇所があるんです。それは、このLED棚下照明にもトランス(変電圧器)のようなものがついていています。

画像提供:DNライティング株式会社HPより

メーカーごとで呼称の仕方は様々ですが、直流電源のボックスです。この電源をメンテンナンスするためのスペースが必ず必要になってくるのです。

今回の什器ではディスプレイスペースの底板部分に落とし蓋を設けてメンテできるようにしていますが、一概にこの場所が最も適した場所とは言えません。

さほどメンテナンス頻度がない分、裏面ストック等の機能があれあそこに設置する事も考えられます。しかし、この什器には、ストックが無いために、客側に設けいるのです。

ちょっと話はそれましたが、この作図事例はしっかり覚えてください。そして、何も今回の販売台に設置するだけでは面白くありません。他のちょっとした空間にでも活用できそうです。一度、考えてみてください。

お疲れさまでした。

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