■サイズ | ■仕様 |
W1500×D550×H950 図面参照 | 本体:アメリカンチェリー染色CL仕上げ 巾木:底目地加工 |
■備考 | |
2020.09.31新規 |
この作図事例は、必要最低限な機能を揃えた一般的なサービスカウンターの作図事例です。今回は、収め方というより、サービスカウンターを作図する上で、気を付けておくべき三つの注意点についてご説明してきます。
まず一つ目は、引き出しや扉などの有効寸法についてです。
サービスカウンターでは、様々な書類などを収納するスペースが必要となります。そのため、引き出しや中棚のそれぞれのサイズが、収納物を出し入れ、しやすい寸法になっているかの確認が必要です。
以下の作図にも、引き出し、中棚などの寸舗明記は必須です。
二つ目は鍵が必要な箇所の有無です。
防犯上、ショップスタッフ以外の第三者が、引き出しなどを開けられないようにするために、必ず鍵が必要となります。そこで、クライアントとの打ち合わ時に鍵が必要な箇所を確認しておくと良いでしょう。
三つ目は、レジ以外の機器(パソコンやFAX、POSなど)を設置する場合、これらのサイズも確認しておくことです。今回の事例ではFAXを設置することになっていましたが、FAXの品番がなかなか決定しませんでした。
そのため、どんなサイズのFAXでも対応できるように有効開口を比較的大きめにとっています。ただ、最終的に小さい機器だった場合は、無駄な空きスペースができ、非常にもったいない感がありました。
このような状態を回避するためにも、機器のサイズや品番を優先して聞き取る事が大事です。
以上の三点が、サービスカウンターを作図する上での注意点です。最後に引き出しのスライド方法について少しご説明しておきましょう。この事例の2箇所ある引き出しにはスライドレールは使用していません。
古い一般家庭の食器棚や洋服タンスなどで良く見られる手法なのですが、木角材をスライドレールの代用として取り付けてあります。(スケッチを参照下さい)
単に、引き出しをスライドさせる機能だけなので、戸当たりは必須となります。ただ、スライドレールと比べてスムーズに引き出す事が出来ない欠点はあります。
後記
作図上の注意点とまでは、いきませんが、サービスカウンターに限らず百貨店などでは、電源を要する什器には指定のコンセントを取り付けるように指示されることがあります。(3Pコンセント)
また、コンセント以外にもブレーカースイッチの取り付けもありますので、これらのサイズを事前に確認しておくと作図がスムーズに進められるでしょう。
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