この事例を覚えれば大概のガラススクリーンは描ける!
今回は、大型商業施設や百貨店施設内でのショーウインドウの事例です。
実際、ショーウインドウと言っていいのか、はたまたガラススクリーンと呼ぶ方が良いのか判断に苦しみますが、それについては皆さんに任せます。
パターンは、シンプルで四方枠の中にガラスを嵌めるだけのもので、誰もが毎日のように目にしてます。俗言う、『ガラスFIX』ってやつです。
店舗の外装にもよく使われますが、最近では商業施設内のテナントにもよく使われることが多いようです。特に百貨店のスーパーブランドなどです。
■サイズ | ■仕様 |
W2750×D148×H2500 図面参照 | 枠:t1.6 ST 曲げ加工 古美色仕上 スクリーン:t10 透明ガラス+飛散防止フィルム貼 |
■備考 | ■難易度:中級編★★★★☆ |
作図解説
まず、トップの三面図に目を通してください。
側は別として、ガラス枠辺りをしっかり読み取ってください。別になんてことはないでしょ!
枠は、スチール1.6mmを使い曲げ加工で仕上げていただきました。
通常は、スチール角パイプなどを使いますが、オリジナリティーを出すためにあえて曲げ加工とします。が、金は掛かります。
ちなみに、この程度のスチール枠でのスチールの厚みは、1.6mmで十分です。最近、よく目にするのが、このサイズを2mmとか、3mmにしている人が多い!
知っているようで、知らない人が多いようです。ですから、皆さんには注意してもらいたい!
また、ガラスの厚みなども同様で、標準値を知らない人もたまにいます。
わからなければ、いつでも私にお聞きください!
作図ポイント
それでは、今回の最大のポイントは以下の作図です。
じっくり隅々まで読み取ってください。
いつも言うことですが、図面は読み取りが意外と大切なのです。経験値を積んだ私が言っていることなので、是非信じてください。
ではスタート!役15分程度で読み終わるはずです。(初心者)
それでは、説明します。
ポイントは、平面詳細図の枠の納めとがラスの固定方法です。
まず、スチール枠には開口補強が成されていますが、これだけ大きいガラスを納めるわけですから、開口補強は必須です。
そして、最終のガラス止めは「ガラスコーキング スーパークリア」 です。
本来なら、ガラス縁で止めるところですが、シャープ感を出すために枠を見せたくない!っという結論からこうなったのです。
次に、た縦断面詳細図ですが、こちらは順当な納めです。
けんどん式で、ガラスを一時固定して、最終は回り縁でビス固定しました。
上下の固定については、建築物に関わるることですから、事前に内装管理室に報告しました。
この上下の固定方法は是非覚えておいてください!重要な箇所です。
まとめ
今回の作図の描き方に築いたことはありませんか?
私の場合、主に建具図に関しては各断面詳細図をこう描いてます。
ちょっと見にくい間もしれませんが、紙面の都合なのです。
図面の毎数が、きっと多くなると感じたときは、こういったパターンで描きます。2枚に分けて描くときもありますが、現場監督にはできるだけ少ない方が良いと聞いていましたから。
今ではそこまでの要求はありませんね。
最後に、「ガラスコーキングのスーパークリア」について!
ガラスコーキングのスーパークリアには、次のような特徴があります。
1.耐熱性・耐候性に優れている
2.金属やガラスなどさまざまな素材に強力に接着できる
3.透明できれいな仕上がりになる
4.水・熱・ショックに強く、柔らかくて剥がれにくい
5.ガラス・サッシまわり、長尺屋根の突合せ、室内間仕切り、化粧目地など建築物の内外装など幅広6.くシーリング効果を発揮する
7.電気絶縁用のほか一般シーリング用にも使用できる
8.高透明度を長期間維持する
以上、余田和でした。
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