■サイズ | ■仕様 |
W631.5×D75×H2337 図面参照 | 枠:t=1.6mmスチール曲げ加工焼き付け仕上げ 建具:SD下地石圧着貼り |
■備考 | |
2019.11.28更新 |
作図解説
この作図事例は石貼りの鉄扉図ですが、かなり難しいというより、ややこしい図面事例です。しかし、ここまで描かなければ図面屋とはいえませんね!!
こんにちは、余田和です。
これは、いつぞやかスーパーブランドでの仕事の一環で、描かせていただいた図面です。おかげで大変勉強になりました。しかし、その分とても苦労したことを思い出します。
壁面全面が、石貼りといったショップってたまに見ますが、この店舗もかなり格調の高いブランドショップでした。そんなショップの壁面の一部にストレージ用の扉の作図を依頼されました。
もちろん、壁面と一体感となるように、同仕様となるわけですから、建具枠も見せない手法です。 すなわちフレームレスというわけです。おまけにですよ。石貼りを囲むフレームも見せない。ってことですが・・・・・。
さすがに収め図は、苦労の連続でしたね。創意工夫が重要と考え、「ああや、こうや」なんて夜通しやってましたよ。
そこで、建具には石のずれ防止用のLアングルのを付け、小口を加工してこのLアングルを見せないようにしました。 まさに究極のフレームレスですね。
下部の作図事例をよく見てください。しっかり描けてるでしょ!もう大変だったんですよ。
上部では、かなり見づらいので、拡大図を付けておきました。これでしっかり見ることが出来ますね。
ちなみに、下部の事例はお定まりの断面詳細図です。こちらも平面詳細図と見比べながらご理解ください。ここまで描ければ苦情はないと思います。
この事例で使用している重量用Pヒンジ(オートパワーヒンジ)です。
⇒ 詳細はこちらから
ヒンジについて
通常のフロアヒンジは、床面のヒンジカバーが見えてしまうので重量用のPヒンジにして隠すことにしました。
このような、事例は多くはありませんが、ホテルや今回のようにスーパーブランドショップなど高級感を意識した店舗ではたまに見られます。
以下の写真は、街をぶらついているときに目に付いた石貼り鉄扉です。今回の事例とはいきませんが、参考になると思い付けておきました。
お願い致します!↓ ↓ ↓