■サイズ | ■仕様 |
W1250×D500×H940 図面参照 | TOP:ウォールナット突板染色ウレタン塗装仕上げ 脚フレーム:24×24角パイプ SUS HL 仕上げ |
■備考 | |
2020.11.16更新 |
作図説明
テーブル什器といってもその種類は多くあり、店舗を設計する際に設計者として、店舗に合った什器を選別することはとても大切です。今回、ご紹介するテーブル什器は、一般のものよりは若干高いものとなっています。
この什器の使用目的は、主にディスプレーであって、人の視線を意識して作成しました。例えば、エントランスやエレベーターホールなど、ちょっとしたニッチ空間で生花や絵画を飾るための什器と考えてます。
そのため、什器自体を目立たなくするため 24mm×24mm SUS HR で構成し、出来るだけ存在を持たせず、しかも繊細なフォルムにまとめました。(実際こういう仕事が一番難しいです。)
天板は、120mm厚のウォールナット突板+染色+ウレタン塗装とし、こちらは、逆に目立たせるようにしました。
このようにすれば、このカウンターに置かれる「植木」、「生け花」、壁面に飾る「絵画」は、必ず目にとまることとなるでしょう。
作図ポイント
作図的には、それほどハードではありません。ポイントとなるカ所は以下にあります。下部、脚部のアジャスター部分と、天板と下部SUSの脚取付け部分です。
作図を見れば一目瞭然ですから、しっかり覚えてください。その他にむつかしい箇所はありません。初心者の方は、必ずマスターすることを願います。
後記
それぞれの詳細図は、上記を参照してください。単純な什器図もちょっとした箇所の詳細図を描くことで、設計者の気配りを感じてもらえます。また、紙面を旨く使って描いているので、作図じた自体の価値が上がります。
最後に、一般的なディスプレイ什器の高さは、高くとも700〜750mm程度と考えています。しかし、今回のテーブルは、 人の視線を大切にするために1000mmに近いものになっていることも設計者の意図です。
そして、什器全体のバランスを考えながら補強できるようにターンバックルを取付けて強度を試みました。しかし、シンプルさを求めるならば、必要なかったようにも思えます。反省です!
↓ ↓ ↓