ニッチスペースを使って独特の雰囲気が醸し出す

壁面の使い方って様々ありますが、いざ、デザインするとなると結構難しいものです。これも苦肉の策で考えられたと感じます。しかし、このスペースを旨く活用した例でもあります。

単にディスプレーと言ってしまえば、それまでなんですが、ここまで作り込めばスペースづくりと言うよりエリア演出という考え方になり、その範囲は確実に広がりをみせます。

■サイズ■仕様
W1900×D725×H2960
図面参照
ニッチ内部:アニグレ練付 CU塗装 バック壁:木工下地特殊ペイント
棚板:木工下地+TOPクロス貼り
間接照明取り付け
■備考
難易度:上級編/★★☆

作図解説

今回は、図面を見ていただいても分かるように、かなり厄介な図面です。原図がかなり見にくい状態だったので、調整後に描き直しました。

ですから、かなり見やすくなっていますので、まずは時間かけてしっかり読み取ってください。時間はかかりますよ!(笑)

まず、トップからはじめましょう。

壁面にニッチスペースを造り、そこにランダムに設置した棚にアピールしたい商品を飾る、いわばディスプレースペースと考えれば、理解は早いと思います。

かなりの意匠性があり、個性的なのでこのままでの汎用性はあまり無いかとは感じます。しかし、アレンジすることはきっと楽しいはずです。

私なら今現在でも、記事を書きながら「こうすればここで使える!とか、このカ所をとってしまえばもっとスッキリする」なんてことがよぎります。

平面での奥行きと立面での棚のアンジュレーションが、面白いスペースとなり、そこに光をプラスすることでかなりインパクトのあるエリアになると考えます。

時間をかけて読み取れば、細かい箇所はあるものの、それほど厳しい図面とも思えません。それより、私的にはアレンジを試みますね!

図面は、下の図面を合わせて2枚構成で仕上げています。かなりの時間を要しました。

1枚目については、普通に三面図(断面図含む)ですので、問題なく読み込めると感じますが、問題は2枚目であり、これが作図ポイントになります。

作図ポイント

a部詳細図から進めます。

私の実施図(納め図)の描き方は、平面詳細図からです。什器でも同じなんでしょうが、平面から見て見えない部分と言うのがあります。

これを、平面詳細図として描いていきます。この場合は必ず描かないとその仕口が読めないからです。以下は、平面から見て、どのようになっているかを明確にします。

ここには、それぞれの寸法と仕上げを記入していきます。そして、いいかどうかは別として、この棚板が壁面にどう取り付けられているかを示します。

ここでは、壁面にビス止めしていますが、実際はこの図面を元に施工会社と打ち合わせをする必要はあります。
ここでは、便宜的なカタチで描けば、ある程度納得してもらえます。ただ、この納め図では厳しいモノが!

さてここからが、肝です!

以下の断面図を見て、理解した人はきっと素晴らしい図面屋さんでしょう。だからといってその外の人がよくないわけではありません。

きっとビックリしている人も居られますので、その当たりはおのず経験値の問題です。がっかりしないでください。

まず、上から説明しましょう。上の部分がトップ画像のどの位置を描いているかを確かめてください。ここには間接照明が入っています。

次に、固定棚が2段あります。ビズ頭が見えるので分かるはずです。尚、間接照明部の下にある上板の端部が斜めにカットされているのにお気づきですか?

これは照明効果を上げるために、こうしています。光を遮らないためであって、よくある仕口ですので、頭にたたき込むように!

この部分詳細図は、ニッチ上部のみを描いていますが、仕様はこれより以下も同様です。ですから、細かいところは、トップ画像の断面詳細図を見ながら、「この部分はここ!」って進めていけば十分理解できると感じますが、如何でしょうか?

内容が、内容だけに最初に見たときは私も厄介と感じました。しかし、描き直しをしている間になんとなくですが理解でき、最後には完璧に頭に入りました。

また、プロと呼ばれる全ての人は、大概こういう描き方をしますし、これが順当とも思えます。

まとめ

何年もこの仕事をしてれば、どんな図面を見てもすぐにその内容は理解できます。ちゃんとした図面ならばのはなしですがね!

ただ、最近は何を描いているのかさっぱり分からないのが少なくないのです。困ったもんだと日々感じます。ですから、私としては皆さんに素晴らしい図面屋になって頂きたいのです。

ただそれだけです。以上

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