厄介なミラー貼り建具には不可欠な要素大

建具を描いていると、簡単なものから厄介なものまで様々です。

簡単な建具図なら、2〜3時間もあれば描けますが、今回のようなミラー貼り建具はけっこう厄介です。

あまり意識されない開口枠やミラー貼りによって、考える箇所が多くなるなど忙しいときはあまり描きたくないものです。

きっと皆さんも同じことを考えていると感じます。(笑)

今回は、そんな作図には不可欠な要素をお伝えしましょう。

例によって、三面図、平面詳細図、断面詳細図と進めていきます。

下の作図をまずは読み取ってください!(15分)

■サイズ■仕様
W1000×D40×H3180
図面参照
扉:木パネル下地t=5mmグレーペンミラー貼り(GL-5)
ミラーエッジ取付 MT-1(タテのみ)
■備考
難易度:中級編/★★☆

作図解説

毎回の私のパターンですから進め方は覚えたことと感じます。

この建具は、フレームレスといった建具枠を見せない方法での納めです。ですから、シンプルさが伝わってきます。大変美しいとも言えます。

ところが、その中身は非常に濃い内容があります。

ここで大切なのは、建具高約3,000mm! 普段あまりお目にかからない大きさです。(重いよ!) 

そうなれば、開口補強って不可欠です。

作図ベテランの方は、必ず開口補強を入れてますね。まぁ、描かなくても現場は理解しています。

しかし、描いておけば図面屋として信頼されます。

ここでは、建具枠両サイドに、75mm×30mm のスチール角パイプを取り付けています。

天井にはその仕草はありませんが、現場で何らかの補強を施すでしょう。

重さがある建具の場合には、この開口補強は入れておいた方が得策です。

作図する際には建具自体のサイズや素材を意識してください。

尚、枠については興味をそそることを描いて見ましたが、別に覚える必要も無いでしょう。

次に断面詳細図をご覧ください。

先ほどの平面詳細図と平行して見ていけば、ある程度理解できると思います。

この建具は、壁面と同化させようと考えたので、建具枠をシームレスにしたのが分かるでしょ!

そうなると、建具の開閉は?ってなります。

建具下に手ジャクリもうけました。普段あまり開閉しないので、こうしておきました。

ここでの気配りは、建具下端を木製のラッカー仕上げにしておきました。何故でしょう!
考えておいてください。気配りです!

作図ポイント(ミラー貼り建具の注意すべき点)

最後に、ミラー貼り建具の場合に注意すべき点というか、理解しておいて欲しいこととしましょう!
2つあります!

まず第1は、建具の反りと重量に関することです。

日本の風土では、この状況をしっかり把握する必要があります。

特に、木工建具の場合、建具厚の設定で反りという問題が絶えず、ついて回ります。

建具を厚くすれば、反りも多少は軽減されますが、その反面、重量が増します。

ミラー貼りは、ミラーマットでフラットになるように微調整は出来ますが、建具自体が反ってくるとこの微調整も限界を超える場合があります。

ですから、私は製作前に建具業者さんと打ち合わせをします。

通常では、建具の厚みは、35mm 〜 40mmで問題ないそうです。

第2に、蝶番やヒンジについてお伝えします・・・。

建具には蝶番やヒンジは付きものといえばそうなのですが、建具の高さや重量によっても、その仕様は異なります。

建具の厚みを増やすと重量が増えるので、必然的に重さに耐えうる蝶番を選ばなければなりません。

目安としては、一般的なW900×H2,000mm程度の建具では、普通丁番で問題ないです。

しかし、前述の建具よりもサイズが大きくなった場合や重くなったときは、ピアノ丁番やPヒンジを使う必要があります。

ただ、普通蝶番でも取り付け枚数を増やすという手もありますが・・・。

ましてや、鉄扉やテンパードア、特大サイズの建具の場合はフロアヒンジが多用されます。

上記が、私が習ってきたことですが、今回の事例はちょっと度を超えてます。

ただ、ルーター用隠し蝶番が4箇所付いているので大丈夫でしょう。

まとめ

いろいろ書いてきましたが、やはり文章での説明は嫌ですな!

しかし、伝える必要があれば書いておかないと気が済まないタイプの人間なのです。

これから、読者の皆さんには自分のノウハウを伝える必要がある限り頑張ります。

とにかく、素晴らし図面屋を育てたいと考えてます。

それでは、この辺で終了とします。お問い合わせ待ってます!
乱文お許しください。

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