売り場から見える分電盤は見苦しい!
今回の作図事例は、売り場に希ですが、出没する分電盤を隠すために考えた点検口用建具の作図です。といっても、作図自体は難しなく、あっという間に描ける内容。
初心者の方も、理解できる作図ですから、何が起こるか解らない事態に備えて覚えておいてください。それでは、下の図面をまず読み取ってください。
ちょっと失敗したのが、四方に取り付けた枠の見付が大きかったことです。目立ちますので竣工後、反省しました。もう少し考えれば失敗はなかったような気がします。
■サイズ | ■仕様 |
W750×D90×H1150 図面参照 | 点検戸枠:木工下地 ホワイトオーク錬り付 点検用扉:木工下地ホワイトオーク錬り付 |
■備考 | |
難易度:初級編/★★☆☆☆ |
作図解説
建具図ですから、いつものように平面詳細図からはじめます。形状はシンプルな四方枠と扉の構成で、吊り元には、ピアノ蝶番、取っ手は取付け出来なかったので、プッシュラッチを採用しました。
どうってことのない作図ですが、前述した失敗例が、25mmの枠です。隠し蝶番を使用してフレームレスにすれば理想的でしたが、駄目ですね、急いで描いた図面って!
これでは、建具枠が目立って、どうしようもありません。
廻りの環境を考えて慎重に考えればよかったと、反省しましたね。めったにないことが起こるって怖いことです。プロ失格です。
この辺りが作図ポイントかもしれません!(泣)
それでは続きを進めます。以下に断面詳細図がりますので、こちらも読み取ってください。初心者の人もこの造りなら理解できると考えますが、如何でしょう?
四方枠が確認出来るのと、プッシュラッチも読み取れます。ここまでしっかり描けば、まず問題はないでしょう。
まとめ
店舗設計をしていると、いろんなことが発生します。今回の事例もそうですが、現場をよく把握できていなかったと言えば、言い訳になってしまい後味が悪くなるだけ。
この物件での作図は、クライアントの施工部隊が、送ってきてくれた平面図と原調したスケッチだけで描きました。確かに情報不足があり、このコーナー以外にも不明な点は多くありました。
こんな状況下でも進めなければならないのが、私の立場です。もっとせっついて、その担当者に情報をもらえれば不祥事はなかったと考えます。ある意味、私の落ち度です。
最近は、スケッチ以外に現場写真を撮るようにお願いしています。以上
お願い致します!↓ ↓ ↓