真似するも良し、アレンジするのも良し!だが…….

皆さん、おはようございます。今日の予定がボツになったので、新たな資料をお届けします。
今回は、食品コーナーの吊りコーナーサイン、というよりカテゴリーサインといった方が良いかも!

スチール角パイプ組みしたシャープな造りをベースに、カルプ文字をあしらった吊りサインです。
総ワイドが記入されていないの残念ですが、約8,000mmという超ワイドなサインです。

施工は大変だったでしょうが、これも現場の協力の元完成となった記憶があります。
作図的には、いまいちですが、若干ですが図面描きの参考にはなると判断しました。

難しくは無いのですが、見た目ややこしく感じる図面となっています。
ですから、作図をひとつひとつ読み込みながら進めてください。ちょっと時間はかかります!

■サイズ■仕様
W7980×D900×H770
その他図面参照
サインベースベース:25角スチールパイプ メラヤキ+フロント木製木製
吊り金物:25角スチールパイプ メラヤキ
四方 木工塗装仕上げ(日塗工D19-20B)
サイン:t20mm カルプ H=330  DIC-F208
■備考■難易:中級編/★★★★★

作図解説

まず、図面精度は良くないです。このような図面は真似って甚目です。
一見ちゃんと描いているようですが、あちらことらに書き漏れなどが見られます。

寸法、各所の仕様指示といって当たりが致命傷な図面です。
描いている本人は、これでいいと思うのですが、こんなん現場では役には立ちません。

きっとクレームがくるでしょう!

まぁ、50点もやればいいでしょう、でも、図面屋としては欠点です。
ただ、参考になる箇所もありますので、懸念材料は別として『ココ!』って言うところはあります。

吊りのボーダーサインにはそれぞれの押さえどころはありますので、そこのみを自分のモノにしてください。
さて何カ所あるのかな>?

押さえどころ

1.全体図の寸法、仕上げ指示は明確にしておく(平面図、立面図)
2.実施図でありながら物足りなさを感じる
※図面全てに関わることですから、前述の内容はしっかり把握しておく
 現場対応の図面としておく

作図ポイント

以下、詳細図はしっかりとはいいませんが、描けてるといえば、描けてますが、ここも表示が少なすぎると感じます。

いずれにしても、全体のデザイン性配意ので、ここはアレンジで戦ってください。
これほどのワイドが、必要ない空間ならアレンジは容易です。

「こんなのもあるんだ」って程度で、扱ってください。(ちょっと残念)

以下は、部分詳細図ですが、ここでも寸足らずな図面となっていますので注意が必要です。
ここにも、寸法表示が少なく理解に苦しむし、支持線が統一されていません。

まとめ

今回は、残念な図面を披露して反省しています。
往々にして、このような図面は横行してますし、その扱いも特に気にすることも無しで、出回っています。

これが、今の現状です。あまりいいことではないので、私はこういう図面を見ると腹立たしくなります。
これじゃ、お金は頂けませんし、描いた人の信用性もなくなります。

今回は、アイデアレベルで取り扱ってください。
誠に、申し訳ありません。

以上です。

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