■サイズ | ■仕様 |
W1034×D50×H3285 図面参照 | 枠:t=5mm SUS HL FB 建具:木下地t=6mmミラー貼り+塗装仕上げ |
■備考 | |
2019.11.27更新 | ミラー貼り木製引き戸の_0210 |
作図解説
今回の資料は、ミラー貼り建具図の作図事例です。もちろん詳細図も用意してあります。
背景としては、施設の共有通路面にストックがありまして、その通路の壁面が、全てミラー貼りという超豪華なものでした。担当のデザイナーさんのこだわりが強くて、今回の事例だけではなく、何度も変更修正をした事を思い出します。
「もう、やってられない」って感じで、早く設計が終わればって祈ってました。とても嫌な物件で、こんなのもうしたくはありません。って感じです。(笑)
ちょっと話がそれました。
さて、その通路面にあるストックルームの出入り口の引き戸なのですが、今思えば、ここまで高くする必要があったのかどうかは、疑問ですね。作図するのに、苦労したのが、引き戸のサイズと重量に見合ったレールカバーの収まりでした。
かなり変形したストックスペースだったので、レールカバーの取り付け方をどうするかは、かなり悩みました。 試行錯誤のの上、決定したのはラッチによる脱着式パネルで落ち着きましたが、いろいろ大変でした。
それでは、かなり細かい作図ですが、平面詳細図と断面詳細図を添付しておきます。 上級編ではありますが、細部までしっかり描いていますので参考にして下さい。
初心者のかた!じっくり見ていくと、きっと理解できますよ。
気になるところは、建具の引き残し部分がないことですね。また、戸当りあたりのクッションがちょっと貧苦なような気がします。そして、ガラス貼りの見切りに SUS/FBを使っているのは、良いのですが角のR加工が記入されていないことです。
ほとんどが、ちょっとしたことですが今の私にはちょっと許せないと感じます、ディレクターは何をしてたのかってね!
上記の作図もしっかり描けているようです。しかし、やけにビスが目立ちます。「こんなに打たんでも」って気がしてなりません。こういう場合は、ビスを破線で処理するか、トーンを上げて目立たないようにすることです。
さらに、スライドドアの機種もそうですが、ここまでかき込む必要はありません。こちらも前述したような表現で十分です。確かに中身は大切ですが、出墨、入り墨さえ、しっかり抑えてやれば、施工図は一応はOKです。
逆に描きすぎると見にくくなって、しかられることがありますのでご注意を!私の主義は、見やすい図面を目指すことです。最近はやたら、色つきの線で作図される方が多いようですが、私はお薦めできません。
では、引き続き頑張っていきましょう。
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