エディバウワー ダイアモンドシティ広島店_2004.01.
■サイズ■仕様
W880×D50×H1590
図面参照
フレーム:30×20スチールパイプ_ダイノックシート貼り(WD-866・3M)
盤面:t5mmクリアアクリ_グレアカットフィルム貼り(M-003・リンテック)
■備考
2020.05.25出稿

背景

2004年といえば、お付き合いしていた友人が広島に転勤したので、大阪での仕事のほとんどが、広島エリアになってしまいました。私的には、出張が多くしんどい思いもしましたが、その反面、出張に行くたびに美味しい食事に有り付けたことが良い思い出です。

作図内容

今回は、一般的な引っ掛け式のグラフィックパネルの詳細図です。店舗内での装飾用に別注しました。 いつもは既製品のポスターパネルを使用することが多いですが、アメリカから送られてくるフォトサイズが、880mm×1590mmのサイズ。

これでは、既製サイズのフレームには厳しかったので、製作することになりました。 作図当初は、既製品のポスターパネルのように薄くて小さいサイズのフレームを考えていました。まあこれでも良かったのですが、いろいろな諸事項があるので変更に至ったわけです。

まず、年間を通してグラフィックを差し替えの頻度が高いことです。それと。盗難防止用の鍵を取り付けると聞かされましたから、耐久性も考えフレームサイズを大きくしたわけなのです。

では、納め方を詳細図と共にご説明していきます。 まず、下の平面詳細図をご覧ください。

平面詳細図

ベースとなるパネルは20mm×30mmの角パイプフレームに溶接したフラットバーで裏面からビス固定しています。 アメリカンチェリー材が基調となるショップだったので、フレームには木目調のシート貼りで仕上げました。

続いて、グラフィックを差し替える為に開閉させる扉についてです。 これもベースパネルと同様に16mm×40mmの角パイプでフレームで組み、ピアノ蝶番にて開閉するようにしました。 ピアノ蝶番は、平面詳細図右に見て取れます。

仕上げも同様の木目調シート貼りです。 ただ、ピアノ蝶番にはストッパー機能がないのでフレームの裏面にはクッション材を背着して、閉める時の衝撃を緩和させるようにしました。

盗難防止用に取り付けた鍵はグラフィックパネル本体のサイズを考えて、上下に2箇所取り付けてあります。

作図の注意点 扉のフレームに5mm厚のアクリル板をビスで固定しています。こうなると開閉頻度が気になります。

ビス止めした箇所のアクリル板が割れてしまう恐れがあることです。そのため、アクリル板固定専用のビスを使用することにしました。

それほど、高価なものでは無いので多めに付けました。

何にでもそうですが、竣工後に、不慮の事故があれば、施工会社さんだけ出なく設計者にも責任があります。

最後に、先ほどのコインロックの情報をお届けした終わります。今回はちょっと薄い内容でしたね!

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