■サイズ■仕様
W1400×D640×H2600
図面参照
本体:木下地化粧板仕上げ 
■備考
 

作図説明

今回は、狭い店舗でのスペースを旨く利用したオペレーション什器の機能とその詳細図事例をご覧いただきましょう。めったに見ることの無い什器なので、これを機会に覚えてください。

この什器は、特にお客様にはほとんど接点はありませんが、ここで働くスタッフには無くてはならない什器なのです。

この店舗の場合は、商業ビルや百貨店のテナントの多く見受けられます。テナントレジの機能は無いにしろ、本部とのコミュニケーション機能など(FAX)に使われます。(今はFAXはありませんが・・・。)

その他、店舗での必需品及び、雑品や収納。そしてお客様の取り置き、お直し商品の収納スペースとしても使用されるケースがあります。

では、その機能について詳しく説明しましょう。

天地いっぱいでのオペレーション什器ですが、本来はこんなに高く造作することは、まずあり得ません。 狭い店舗であるが故のことです。

それぞれの機能が整然と整理されているのが、上記の作図で読み取れますね。出来るならば、隅々まで読み取る努力をしてください。

まず、a断面図とb断面図とは、ほぼ同じ機能ですが、aについてはテナント本部との連絡のために使用する器機が設置されます。立面図を見ればよく分かると思います。

c断面図については前述した取り置き、お直し商品の収納スペースです。内部にスリットを取付け機能的なカタチになっています。一見すると各断面図ともそれほど難しい作図ではありません。

「こんな表現もあるんだ」という程度で覚えておいてください。

全てが、この店舗のクライアントからのリクエストで、このようなかたちになったと言うのが実感です。何しろ最近もそうだと感じますが、テナントにはバックストックや、店舗で必要な雑品の収納にも困ると聞きましたから・・・・・。

ただ、天袋を使用するにはちょっと不便なような気がします。しかし、空けておくのももったいはなしですから、有効活用として使わない手は無かったのです。私的には旨く構成できたと感じます。

最後に、a断面図でのカウンタートップと引き出し棚の詳細図を加えておきますので、是非参考にしてください。

今回の事例は、機能は別として什器図としては充分だと感じます。最低限の表現ですので、皆さんもこの程度まで描けるように努力してください。最初は大変ですが、努力の後には可能性が広がります。

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