バッタリ戸
■サイズ■仕様
W600×D30×H1200
図面参照
バッタリ戸:木工下地化粧板仕上げ
グレビティヒンジ取付け
■備考
17.12.15更新 

作図説明

作図事例のようなシチュエーションは、よく目にしますが、今回はサービスカウンターとバッタリ戸の関係図をお話ししましょう。

サービスカウンターに限らず、カウンター類には必ずといって、バッタリ戸が付いているケースが多いようです。読者のみなさんも、あまり気にならないので見過ごしているかもしれません。

ただ、「バッタリ戸が壊れた」なんて聞くことが多いのも事実です。私など職業柄、飲み屋などに出向くとつぶれかけのバッタリ戸をよく見ます。

よくよく考えてみると、かなりの使用頻度によるものと思われます。竣工後、1ヶ月経たないうちに壊れたなんてケースもあるそうですから。

しかし、今回の事例は、そんな嫌なことにならないため、そして出来るだけ長持ちさせる策を見つけました。

では、続きをご覧あれ!!

下記の平面詳細図と断面詳細図をご覧ください!そこにはバッタリ戸が壊れにくい工夫と収め方があります。

バッタリ戸やスイングドアは、グレビティヒンジを使うので可動範囲は広く前後自由に開け閉め出来ます。とても便利です。

まあ、これがバッタリ戸の良いところなのです。しかし、壊れてしまっては元も子もないって感じがします。おまけに使用頻度の高いショップなどではなおさらです。

そこで、一度戸当りを付けたバッタリ戸を描いて、クライアントへ提案したところ、却下もなしで通ってしまったんですね! それが、このトップ画像の図面です。

もうひとつ、付加したものがスライドロックです。トイレの個室に入ったら内からロックするものです。誰でもが目にするものです。

実際、このサービスカウンターは、ボーリング場での図面ですが、他のショップに比べれば確かに使用頻度は低いと感じました。

壊れなくて喜ばれたのは良いのですが、戸当りが原因で使いにくさがちょっとあったそうです。そうですよね! 納得。

この収めなら通常のドア一緒で、引いて出る感じになりますから、不便と言えば不便です。やっぱり駄目だったか!

ただ、店長からはふつうのバッタリ戸は、通路側にも跳ね返る恐れがあって危険です。だから今回の事例は、戸当りがあって良かったと・・・・。

何にでもそうですが、物事旨くいったり、いかなかったりと、面倒なものですね! 参考程度でお読みになって頂きましたが、あなたの経験値としてお持ちください。

ですから、乱暴な話ですが、バッタリ戸に(赤でマーキング)にスライドロックを取り付けました。これにより、若干の補強となると考えたのです。

お願い致します!
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