シャープでシンプルなのは良いがガラス棚は厄介者!
今回は、ガラス棚を使ったオープンタイプの什器です。
見た目は、とてもシンプルでスタイリッシュな什器なので、小洒落た店舗には人気がありました。
おまけに棚板照明なども付ける必要は無く、ある意味コスパ什器と言えます。
ただ、図面を描くとなると結構厄介なモノです。
永年図面を描いてますが、事例を見ていると昔の苦労を思い出します。
今では、経験値を積んだのでどうってことはありませんが、こればかりは経験値です。
図面精度はまあまあですが、図面屋初心者の皆さんには役立つと思います。
それでは、図面を読み取ってください!(10分) よーいどん!
■サイズ | ■仕様 |
W1200×D1000×H1100 図面参照 | フレーム:16×40スチールパイプ メラミン焼付塗装シルバーメタリック 天板:t8㎜透明ガラス 木棚:シナ生地CL |
■備考 | ■難易度:初級編★★★☆☆/3.5 |
作図解説・コメント

まず、図面はOKです!全体寸法が入っていて即読み込めます。木棚はハッチングなのが残念です。
上記の断面詳細図を理解すれば、初心者の方もすぐとは言いませんが書くことは容易と感じます。
何でもじっくり時間をかければ一人前になれますが、図面に関してはやはり最低5年はかかります。
しかし、今すぐにはじめれば、その道は決して遠くはありません。
ちょっと横道に逸れました!
作図ポイント
以下の詳細図は、断面図の一部を拡大したモノです。
理解出来ますか>?
私が厄介と感じたカ所を言いましょう!
それは、ガラスの安定です、ただでさえ扱いが難しいガラス棚ですから取り扱いは注意が必要です。
必ず、飛散防止シートを貼ることは必須です。(ここでは記述さていません)
後、気になることと言えば、12×12スチールFBです。
ガラス棚を支えるのは、中央にある25×12スチール角パイプですが、ここだけでは決して棚ガラスは安定しません。
そのため、先ほどの12×12スチールFBのツメを取り付けたわけです。
しかし、これも今見るとなんだかヘンテコです。
残念ながら当時の私には、この方法でしかアイデアが見つからずこうなってしまいました。
しかし、改めてみても、この什器フォルムではこの方法がベストではないかと感じます。
賛同いただければ、是非ご自分のモノとしてください。

まとめ
既に、この仕事をはじめて40年を超えました。
今でも、仕事は舞い込んできますが、あまりしたいって感じる仕事が無いためほとんど断っています。
ただ、このブログを続けたいって思いますので、何かお困りがあれば問い合わせでお知らせください。
できる限りお答えしたいと思います。
最後に、積み重ねて経験は裏切りません!皆さんも素晴らしい図面屋になってください!
尚、今回の作図事例(什器)を配置した店舗図面がありますので、是非以下サイトへお入りください!
はじめに! 今回は、『カジュアルテイストのファミリー型ショップ』の什器図_02をお伝えしていましょう。環境図から、造作図、什器図_01と進めてきましたが、理解されてますか>? このショップは、店舗設計者として初心者向けで …
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