■サイズ■仕様
W1200×D450×H1110
図面参照 
本体:14×32スチール角パイプ焼き付け仕上げ
 天板・可動棚:t=6クリアガラス
■備考
 

作図説明

この作図事例はシステム什器の姿図と部分詳細図です。本体フレームの角パイプは、14mm×32mmと比較的細いパイプを使用しています。ちょっと不安定さは感じますが、什器の天地と側面に補強用の固定パイプを施しているので安定性は問題ないでしょう。

至って、シンプルな什器だと感じます。ただ、1点だけ改善すべき箇所があります。それは、システム什器として最も重要なスリット柱までも細い鋼材を使用していることですね。可動棚の枚数と陳列する商品によっては、その荷重に耐えられず、スリット柱が棚の方に曲がってしまう恐れも考えられます。

製作会社と協議して強度的に問題がなければ良いのですが、少しでも安全性を欠くなら一回り大きいサイズのスリット柱にした方が良いかもしれません。あるいは、可動棚を木棚に取り替える事も考えて、スリット柱にラインコンセントを取り付けるコの字チャンネルを溶接して補強替わりにする事も良いでしょうね。

まあ、これほどの機能があるなら、そりゃクライアントからは喜ばれそうです。しかし、私としてはあまりお薦め出来る什器とは思いません。ちょっとウザい空間が出来るからですこれも、クライアントの意見を聞きすぎた結果、やも得ないことと反省しています。

最後に、今ではもう当然のようになっている飛散防止フィルムを天板のガラスに貼る事も必要です。  それと最後に棚板の拡大図も添付しておきます。

後記

上記のような結局で什器は仕上がったわけですが、反省点としてはクライアントの意見を多く聞きすぎた結果です。30歳過ぎの私がもう少し什器とはってことを知っていればこういうことは起こりませんでした。

設計者としては失格です。「良くないことは良くない!って言えることが出来る人が本当に良い設計者」と感じます。まあ、30年前のことですから私もあまちゃんでした。それから勉強しましたね、さすがに!