ユーティリティー自立スタンドミラー

H.P.F Boutique 銀座松坂屋
■サイズ■仕様
W500×D200×H1600
図面参照
本体:STメラミン焼き付け仕上げ
※キャスター取付け
■備考
2020.11.16

背景

銀座松坂屋のレディースファッションのフロアでの改装物件です。業界ではお馴染みになっています「玉突き物件」。

百貨店での改装は一時期に全てを改装することは難しく、時期を決めてそれぞれのショップが、移設しながら施工工事を行うことです。

以前にからお付き合いがあったクライアントからの依頼で施工図のみ受注して進めました。百貨店の「玉突き物件」は作図期間も少なくとても大変でした。なんせ、打ち合わせが長くなり、そのぶん作図期間は短くなりますから。

作図の説明

こういった自立のスタンドミラーはアパレルショップでは必要不可欠な代物で、大概は既製品を置きます。

しかし、今回はブランドショップという個性的なショップです。当然オリジナルスタンドミラーとなり、こういった斬新なデザインでまとめられれたようです。

過去にもこのタイプのスタンドミラーは、多く描いてきましたので、それほど問題無くすsメラれました。ただ、いつも気を使うのが、安全性と安定性です。自立型って移動も簡単なのですが、安定性を欠くと安全性が損なわれます。

作図上での注意点

スタンドミラーは便宜性を考え基本的には、可動する什器として位置付けされています。ですから、底面には必ずキャスターが取り付けられています。

特にキャスターを取り付けるには、什器ベースとなる部分の形状とサイズには注意が必要です。

ちょっとした衝突でも倒れるなら決して安定性があるとは思われません。特に、小さなお子様には注意が必要です。

店内でのちょっとした行動でスタンドミラー倒れ、割れたミラーの破片で怪我をされてしまった例はよく耳にします。場合は、ショップだけの問題ではなくなります。

今回に事例だとスタンドミラーのベースサイズは、W500mm×D200mmとちょっと不安定なサイズです。

実施図を描くときちょっと気になったのですが、デザイナーとクライアントとの打ち合わせで「OK!」が出たのでこのままの作図で提出ましたが、やはり気になる。

作図改善するなら、断面図のボルト位置下にウエイト(重り)を取り付ける。そして、自在キャスターをストッパー付きに変更すればある程度安定は保たれるでしょう。

そうすれば、この什器自体の重さも加味してある程度の安定は確保できると考えます。

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