■サイズ■仕様
W3840×D597×H2500
図面参照
壁面:t=10mm石貼り+モザイクタイル貼り
ニッチ内壁面:AEP塗装仕上げ
■備考
2019.12.05更新

作図説明

この作図事例は、VP効果を確実に助長させるニッチ風の壁面造作の事例及び、ニッチ内の固定式ハンガーラックの作図です。

図面には、収め方などの情報が多く詰まった内容でもあり、詳細図、特に実施図に興味のある方にとっては、非常に勉強になる作図事例だと確信します。

ですから、普段以上に作図が多く出てきますので、ここ一番しっかり理解してください。そして、自分のモノとしてください。

それでは、説明を開始します!

まず、はじめにゲート状のニッチ風の壁面仕上げは石貼りとなっています。以下の作図は、その石貼りとスチールフレーム(40mm×16mm)との収めを描いています。ここはポイントとなるのでよく読み取ってください 。

部分詳細図

2つの作図があるのは、基本となる石材、そしてモザイクタイル(帯状)双方の収めを表現しています。しっかり読み取ればそれほど、ややこしい図面ではありませんので、ゆっくりでいいですから、理解してください。

次に、ニッチ内部にある固定式ハンガーラックについて説明します。 以下の作図をご覧ください。

断面詳細図

ハンガーラックは、ステージ天板での固定と、壁面から持ち出しパイプ取付けインロー式で固定しています。尚、 上記図面はちょっと、見にくいようなので拡大図を載せておきました。

これなら、理解出来ると思います。

断面詳細図

左の作図事例(断面図)は、無視して右の拡大図面を読み取ってください。

このニッチ風の壁面造作の基本構造は木軸でいいのですが、このボリュームを考えると、LGS下地及び、スチール角パイプも付加して考えることも一案だと感じます。

ここまで、ザックリと説明しましたが、各図面を照らし合わせて読み取れば、必ず理解出来ると感じます。みなさん、しっかり勉強してください!

まとめ

このような壁面にVPゾーンを造ることはよく見かけます。というのも、単調な壁面が続くと、お客様が楽しくなく、飽きちゃいます。そこでこういったアイキャッチャー的な仕掛けをしてあげることは、店舗にとっては必須です。

また、奥行きのある店舗に対しても同様のテクニックを駆使することも大切です。お客様側にとっては、「見てなんぼ」の世界ですから!経験を積んだ設計者なら分かるはずです。

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