単調なりがちな壁面には不可欠なVMD
今回は過去に手がけたスポーツショップの壁面からです。大型では比較的、単調な壁面になることが多い傾向があります。
これは何も、スポーツショップだけでなく、どちらの大型店にもあります。ユニクロ、GAPといったあたりです。
このような店舗には、今回の事例を参考にすれば、きっと間の抜けた壁面にはならないでしょう。
まず、以下の図面を見てください!
今ではすこし古さを感じるスニーカーの魅せ場ちなるスペースですが、こういった装置は店舗設計をする上に置いて、欠かせないテクニックであり必須アイテムなのです。
まぁ、壁面ディスプレーと解釈されても良いかもしれません。ただ、ちょっとアレンジを加えることも大切です。
■サイズ | ■仕様 |
W1500×D650×H2300 | 支柱:50φスリットパイプ錆塗装仕上げ(ROYAL) 可動棚・ステージ:デコポリ仕上げ(木地染色風)+棚下照明付き その他図面参照 |
■備考 | ■難易度:初級編★★★★☆ |
作図解説
考え方は、新製品が入ってきたス二ーカーを打ち出したいためのスペース!
トップ三段は、商品ディスプレー、以下の棚板4段とステージは、上で打ち出した商品のバリエーションを陳列!っと行った使い方が望ましいと考えます。(今では良く目にするパターン)
什器の造りは、スリット(システム)付きのφ50mmスチール丸パイプを下部ステージと壁面に固定するだけのモノです。
至って簡単なディスプレー装置です。
後は、ロイヤルの備品を組み合わせて、変化を付ければできあがりです。用途は様々で、吊り物は無理ですが、棚の変化は多様です。
ただ、この店舗の壁面とは差別化するためにステージを付けたまでです。
特別な場所として考え、VMDスペースなのです!
作図ポイント
以下作図を見れば、造りが理解できると思います。右サイドにスケッチを描きましたので理解してください。
注意すべきは、パイプは一本モノでは無いので無いのでジョイントが発生してきます。
ここは、壁面と床はインロー式を用い、別注で製作しました。
固定方法は、四方ビス止めとしました。本来は一個モノとしたかったのですが、コストを考えた結果です。
また、最終固定方法が座を用いた形になってますが、これは意匠としました。
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