あまり好ましくはないがアイデアは認めよう

今回は、ちょっと風変わりな壁面造作什器とでも言うんでしょうか、私にとってはアイデアは買いますがちょっと不安です。

パッと見て「格好良い」「スタイリッシュ」なんて思われる方おられると感じますが、図面を描く側に立つとかなり厄介者でした。スケッチあっただけですから………。

取りあえず進めますが、このパターンも一時DCブランドなんてあったときに結構流行った装置の一つです。

見た目は斬新で良いのですが、ハンガーバーが揺れる揺れる!で、店舗には不向きな面もあります。
ウインドウディスプレー用に商品を何点吊ってみせるには良いと感じますが、実際売り場での展開は難しい。

結局、描くには描きましたが、その後の店舗の様子は見ていません。(無責任>?)
図面内容は至ってシンプルそのもので、商品がしっかり魅せれば良いという判断で描きました。

それでは、読み込みスタート!(15分)

■サイズ■仕様
W950×D20×H100
その他サイズ、仕様は図面参照のこと
ハンガーフレーム:スチール曲げ加工
サインプレート:SUS鏡面プレート/ブランドサイン:C/S切り文字
滑車:ウレタン塗装仕上げ(白)
■備考 
■難易度:中級編★★★★☆/4.0

作図解説

描くには描いた図面ですが、きっと現場は大変だった様子と聞きました。
ただ、好評だったとも聞いていましたのでちょっと嬉しい思いもしました。

現場はともかく、描くのは容易でしたね!貰ったスケッチを見て進めましたが、寸法取りもバランスも良かった感じます。

斬新な、ちょっとミセスっぽい商品を展開していたようですがコーナー以外は、ほとんど棚構成で商品展示していました。

以下の断面図を見ていただければ、この什器の構成が分かると思いますが、如何でしょうか?

気をつけたのが、バーの横揺れを防ぐために固定用のφ6mmロッドを床に取付け固定しました
若干の不細工さは感じますが、きっと商品で隠れるって思ったんです。

後は、それほど難しくはありませんでした。
ステージに間接照明も入れたので、演出面は良かったと感じます。

作図ポイント

ココでしっかり覚えて欲しいのは、以下の詳細図です。左が正面図、右がその断面図です。
ブランドサインは、SUS鏡面仕上げ+シルク印刷で仕上げたプレートをφ6mmロッドのビス固定。

これだけです!簡単でしょ。

かなり古い図面だけに、この店舗は既にありません。
デザイン性は良いのですが、あまり汎用性はなく参考になり図面ではありませんので、参考程度としてください。

以下に、サインお取り付け方をスケッチにしてあります、こちらも参考に!

最後に

あまり参考にはならなかった今回の事例は如何でしたか?
図面屋やってると何でも描かなきゃならないので辛い面もあります。

今現在も、リゾートホテルの厄介な施工図を描いてます、
そこで思ったことは、仕事は段取りが良いクライアントとすると勉強になります。

期間内での納期は守るべきモノですが、段取りが悪いと聞くとあまりその人とはしたくないです。
横道にそれましたが、貴方も段取りの良い人になってください。

俺は一体何を言ってるんだ>?ごめん!
では。以上とします。ありがとう!

宜しくお願い致します!
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