ヒップ・バーの実施図は意外と見当たらない
今回は、ちょっと変わった、というかあまり目にしない「ヒップ・バー」の実施図面をご紹介します。
よく目にするのは、駅のホーム内、喫煙ルームなどです。
この図面は実際、いつ手に入れたかも記憶がありませんが、読者さんには役に立つと考え共用しようと投稿にしました。
作図とその納めは、それほど難しくは無いので是非、ご自分のモノとしてください!
尚、見てのとおりスチール組が基本となりますので、それさえ理解できれば問題なく、あなたにも描けます。
まず、図面を読み進めることからはじめましょう。
■サイズ | ■仕様 |
W1600×D200×H700 図面参照 | ヒップバー本体(横バー/縦バー):φ90スチール丸パイプ焼き付け仕上げ ヒップバー座面:ウレタン+ビニールレザー張り 固定テーブル:SUS HL曲げ加工 |
■備考 | |
難易度:初級編/★★★☆☆ |
作図解説
図面を一通り読み込めば、大凡の造りは理解できると感じます。
基本的には、φ90mmのスチールパイプを、工場で半完成品を仕上げます。
支柱、横パイプ、そして付属備品などです。
そして、部材を現場に持ち込み、組み立て、取り付けます。
その後、最終的に付属品を取り付けて完成とします。
ただ、取り付けについては事前に施設側に確認することがあります。
それは、床工事の際にヒップ・バー床固定させるアンカーの是非です。
この物件は、事前にクライアントからその確認をとっていただいたので、スムースに工事をすすめられました。しかし、これが結構もめる要因となりますので、注意しておいてください。
まぁ、現場サイドの業務範囲ですから図面屋としては、図面を描く際に注意書きを入れておけば問題はありません。
作図ポイント
作図ポイントというか、以下の図面を理解することが最大のポイントです。
ひとつ一つ見ていけば、十分理解できるでしょう。
床固定の納めもこれで十分です。ここは描く得るようにしておいてください。絶対に!
※床の施工図描くのをためらう人が多く、まともに描ける人は多くない!
今見ると、失敗の箇所発見! それは、横パイプです。
たかが、1600mmですので、一本のパイプで納めても良かったような気がします。ただ、パイプの厚みを若干厚くする必要はあるかもしれませんが…………。
まとめとして!
今回の事例出なくても、竣工後私のチームは反省会をします。
どこが良かった、悪かったと!
決して表舞台には立てませんが、図面屋のプライドを持つことは大切だと教えてきました。
私自身も、前述したことは多く感じます。
まぁ、本内容とは食い違いますが、物作りの人として大切なことは忘れてはならないと、日々精進しています。
以上です。
長々と、お付き合いありがとう!
また、乱文お許しを!
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