和食店で不可欠なエリア|必ず覚えておいて欲しい!

今回は、和風飲食店『小上がり』の詳細図事例をご紹介しましょう。

まず、トップ画像全体を読み取れば、和風の飲食店とすぐに分かりますね!

紹介していくのは、主にベンチ席の紹介とそれに付随する渡り板それにホールと小上がりを仕切る可動式パーティションです。

尚、いつも添付しているデータは、今回の限り作図上で読み取ってください。

若干、画像が小さいので、拡大図を以下に貼っておきます。

展開図 AとBですが、掘りごたつ式は良いのですが、空間的にはかなり窮屈な感じです。

設計上で、マニュアルで席数確保となってましたので、仕方なくこうなりました。

大柄の男性には、かなり辛い!

実際は、小上がりなんて必要なくて良いのではと思いましたが、空間を遮る音で個室感を醸し出すことが決まりでした。

それでは、小上がりの詳細図をお見せします。

上の展開図を見ながら、この詳細図を平行して見ていってください。

まず、向かって右側のあるベンチシートです。

それほど難しい納めは考えず、コンパネ15mm+ウレタンフォーム下地、ビニールレザー貼りで納めています。

図面には ”落し込み” と書いてありますが、単に被せているだけかもしれません。

背当ても同仕様です!

次に、渡り板です。(両ベンチシートの間です)

目にしたことは有るとか感じますが、要は人の移動のためにつくられた板ですが、体重がかかるため丈夫なモノが必要です。

図面では、35mmとなってます。十分でしょう。

もうひとつの活用として、これを無くせば席数が増える勘定です。しかし、トイレへの人の動きにはかなり苦しいものが在ります。

最後に、天地で可動するパーティションです

天井に取り付けたスチール製の框に仕込んだレールと、小上がりの見切り材と兼用となった下部レールを取り付けます。

ここでの注意点は、レールが小上がりの床より出ないことがポイントです。(当たり前の話しです)

この上下のレールでパーティションは可動します。

フレーム 40mm×25mmスチール角パイプ+ワイヤメッシュのパーティションは格好も良く、締まった感は良いのですが、問題は重さです。

これについては気になってました。

いずれにせよ、大した納めではありませんので、これを機に読者の皆さんも、これを真似って描いてみては如何でしょう。

小パーティション・テーブル

上の画像は、備品となりますが客席のパーティションとテーブル什器の作図です。

パーティションは、平面図にマーキングしています。

テーブルについては、ごくごく一般タイプのテーブルです。

図面を見ていただければ、理解できると感じます。

飲食店は、過去には多く手掛けてきましたが、そのほとんどがチェーン店でしたので作図は思いの外難しいモノでは無かったと言う記憶です。

今回の作図事例も、読者の皆さんにしっかり活用していただけると期待しています。

以上!

以下サイトは、今回の作図事例を含んだ店舗全集です。御興味のある方は是非ご覧ください!

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