間仕切用折れ戸
ヒルトンホテル梅田 親族控え室間仕切り折れ戸
■サイズ■仕様
W5444.5×D40×H2400
図面参照
折れ戸:木工下地化粧板仕上げ
丸ツマミ取り付け (LUMP純正品)
■備考
2019.11.27更新間仕切用折れ戸の作図事例_180123

作図説明

今回の作図事例は、結婚式場の待合室や、それに類する空間で目にする間仕切用折れ戸です。

みなさんもたぶんご存じはずです。ばたばたっとこの間仕切用折れ戸を畳むと狭い部屋が大部屋(大広間)と変身し、その逆もあります。宴会場やホテルなどでは大活躍のドアです。

見た目には、それほど良いとは言えませんが、業種によってはとても重宝する優れものです。ただ、その分コストも馬鹿にはなりませんが・・・・・。

今回は、そんな間仕切用折れ戸の代表的なものをご紹介しますので、是非参考になさってください。

この間仕切用折れ戸で注意しなければならないことは、間口に対しての建具の枚数とそれぞれの建具ワイドです。本来、シンメトリーにしたかったのですが、現場での都合でふたつの折れ戸で構成しています。必ずしも旨く行かないのが現場なのです。

事例では、一枚の建具をW=542mm設定しています。寸法的にはバランスが良いと判断しました。これ以上広くすると収納や可動時での支障を感じると判断したからです。

可動時での支障とは重量です。

使用するレールによって折れ戸の枚数とワイドには制限があります。今回は各メーカーのカタログやホームページ等で検証してここまで至ったわけです。

そして不可欠なのが、折れ戸が収納されるスペースです。

急いで設計したのは良いのですが、このスペースを確保することを考えずに進める方も少なくないとか・・・・。

この事例の場合は、収納用の戸袋を設けてはいません。なぜなら、開閉の頻度が高かったからです。本来は安全面や見た目を良くする上で戸袋があった方がいいですね。

それでは作図事例の断面詳細図を添付しておきますので参考にしてください。

間仕切用折れ戸02
断面詳細図

作図的に言えば、決して難しいものではありませんので、是非覚えておいてください。

最後に今回の事例とよく似た間仕切り用の建具記事が下記にありますので参考にどうぞ!
⇒ 一般的なアコーディオンドアの図面事例

建具類は本当に多種多様です。

ですから、それぞれの建具をよく理解して、その基本形をマスターすれば、あなたにも問題なく描けますので頑張ってください。

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