■サイズ | ■仕様 |
3600×D700×H2500 図面参照 | 本体:木化粧板仕上げ+クリアガラス |
■備考 | |
作図説明
今回はちょっと珍しいとはいえ、ファサードを活用して販売効率を考えた事例をお見せします。
この造作什器は、店頭にレイアウトされたものですが、空間を無駄なく活用した什器だと感じます。
よく見ると、お客様に対し店頭では、ショーウインドとしてのアプローチ。店内では、実売り場としての棚什器とする、一度で二度美味しいって感じの什器です。
バッグをメインにしたのショップだったと記憶しますが、この両面使いは、さすがに旨く考えたと感じますし、珍しいフロント什器です。
確かにこの両面使いは、良いとこ取りですが、あくまで店頭のショーウインドがメインです。商品をもっとよく見たいお客様には、とても嬉しい機能だと思うし、店頭のアイキャッチ要素も担っています。
以下は、断面詳細図です。その細かいディティールを確認してみてください。旨く、構築されています。
作図についてちょっと話しますと・・・。
什器の造りもシンプルで、かつおしゃれ感があり、照明効果やガラスの帆立など、シースルー感を保てています。
これなら店頭から店内が見通せますので、こちらの機能も店舗としては非常に好ましいと感じます。
店頭側のガラスFIXの収め方は上下に溝を掘り、ケンドン式でガラスをはめ込み後、シリコン止めとします。(断面図参照)
什器下部は、従来のストックとなっています。このようなシンプルな什器なので、初心者にもたやすく描いていけるでしょう。
凝ったところもなく「シンプル・イズ・ベスト」な什器だと確信します。私はこの店舗全体の実施図を描きましたが、この什器には学ぶところが、多々有りました。
最後にひと言
この事例の良さは、この店舗のトレンド商品が一目できることです。そして、お客様の購買心理を、助長させる効果がありますね。まさにVMDですね。
何より店頭でのボリューム感は、他に類を見ないで手法であって説得力がありますね。この什器の狙いは、やはり店頭での訴求効果と、すぐに販売に結びつく機能だと感じます。
普通のショーウインドなら、こうはいきません。やはりバッグ専門店ならではの発想でしょう。みなさんも、今回の作図事例をじっくり見ていただいて、新たな抽斗をお作りください。
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