スチール製親子1
TBC大阪店親子扉
■サイズ■仕様
W1200×D100×H2087
図面参照
木枠:木工化粧板仕上げ
金物枠:t=3mm SUS HL FB曲げ加工
建具:木工化粧板仕上げ
■備考
窓:t=8クリアガラス+飛散防止フィルム貼り 

設計説明

図面事例は、どこにでもあるスチール製の親子扉です。今回のようにガラスFIXされていることが稀にあります。上部が開口になっているのは、おそらく排煙規制からと解釈してください。

そのために、わずかながらの垂れ壁 (H=113mm) 設けています。これについては建具枠取り付けの開口補強材ともなります。

建具のガラスFIXについては、上部よりガラスを差し込んで、しまいとして木ベニヤで蓋をする方法をとりました。利点といては、ガラス押さえを取り付ける必要がなくスッキリとした見え方になる事です。

スチール製親子2
断面詳細図

しかし、難点としては、ガラスが割れた場合に、建具を一旦取り外してからでないと、ガラスの取り替えが出来ません。再度、吊り込み調整が必要になってくることです。

まあ、t=8mmクリアガラスですから破損することは、少ないと感じますが建具屋さんの手間を考えるとやはり、一般的なガラス押さえでの施工方法がベストと考えます。尚、丁番にはオートヒンジを使用して、便宜性を計りました。

図面的には、しっかりした収めが表現されていますので、建具造作を勉強されている方は是非、参考にしてください。ちなみに、この図面に描いた人は、当塾5年生の経験者です。この図面は、きっと参考になるので詳細図事例を載せておきます。

スチール製親子3

建具図の作図について

建具図は、ハッキリ言ってそれほど難しい作図ではありません。今回に事例はある程度、経験者でないと描けませんが、最初は誰でも初心者です。ただ、覚えるということと、努力することで解決します。

まあ、普段の努力と積み重ねと考えます。私も最初はこのような図面は描けませんでした。普段の生活の中で、建具を見る機会は多くあるはずです。ですから、どちらの建具もしっかり理解して、その収まりはどうなってるのかを調べ、研究することから始めてください。

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