アクセサリーショップにも汎用できる什器群は使える!

『アクセサリーショップにも汎用できる什器は使える!』ということで、先回に続き今回は、『トレンドショップのサングラスコーナーの作図事例_その2』を進めていきます。

先回の内容は、理解いただけたでしょうか。不明な点があればお問い合わせか、コメントください!
それでは、今回の作図事例を進めていきます。まず、上の展開図をご覧ください。

先回と似通ったニュアンスの作図が作図が確認されますが、
先回と違い、今回は先回には出ていなかった展開図1面と2つの壁面の断面詳細図が,説明の対象図面です。

ですから、先回と今回で1枚の図面と言うことになります。

ここで、よくよくこの作図を見ていると感じたことがあります。それは、展開図、それに断面詳細図などをよく見てください。

私は、今回の事例は、そのままアクセサリーショップにも活躍の場があるのでは!って感じました。

垂直面での商品販売などは、アクセショップのまさにそれです。そして、下部のショーケースなども同様です。ショーケースの商品をお客様に見せるレール付きの芯出し+スライドレールなどは、普段、私が描いているのと全く変わりはありません。

 

作図解説

それでは、作図を説明していきます。

まず、上の作図は先回には無かった、もうひとつの展開図です。壁面には小さなディスプレーボックスがランダムに配置されています。このあたりは動きがあって良いですね。(好きです!)

最近では、あちこちの売り場でも見られるアイデアのひとつです。

ヒントは、このアイデアをベースにすれば、素材とサイズをアレンジすれば、あらゆる壁面とは言いませんが、活用価値のある装置のひとつだと感じます。

是非、自分のものにしてください。店舗設計しているとアイでは必ず必要になってきますから!

断面図に関しては、先回お伝えしているので,割愛させていただきます。『トレンドショップのサングラスコーナーの作図事例』をご覧ください。

作図ポイントは、断面詳細図を理解するべし!

それでは、次に2つの壁面の断面詳細図です。

壁面上部には、どちらもデザインは、違えど同じ考え方であって、要は『魅せて売る』っていう手法です。当たり前と言えば当たり前なのですが,やはりその見せ方が重要視されます。

今回のショップでの売りはサングラスです。

商品が小さくて細かいので、見せ方には選択肢がありません。ですから,2面とも先回紹介した、サングラスを正面から見せる手法をとっています。

もちろん2面とも同じ方法での展示でも良かったと感じますが、もうひとひねりして、ディスプレーボックスを取り付けたことが素晴らしいと、私は感じます。


このように、展示商品の見せ方も差別化での演出で、変化があってお客様も楽しめる空間ではないでしょうか。私は好きですね。まとまりのある中で,動きを感じさせる。

下部のショウケースは、L型で構成して、造りは同仕様で済ませています。壁面上部が動きのあるなか、整然として配置された間接照明付きのショーケースには、落ち着きと安定さを感じます。

下にショーケースに断面詳細図を載せておきます。しっかり、読み取るようにしてください。

天板と芯出し全面にはクリアガラスを取付け、スライドレールで出し入れをする方式です。この納めについては、こういった業態ではほとんど同じと考えても問題ないでしょう。

みなさんも、アクセショップや時計店などを思い出すこと感じますが、どれをとってもデザインは変われど,その納め方には、あまり変化がありません。

ですから、この納めについては,是非覚えておいてください。

まとめ

如何でしたか?最後に図面の描き方についてお話しして終わりとします。

このような,実
施図面(詳細図)となると、単純な考えで描き進めていても紙面上は、まとまりません。つい、余計な作図まで、何枚も描いている初心者を今まで多く見てきました。

こういったときは,必要最低限の図面は、何かって考え,用紙(A3,A2)に、配置スケッチをしても良いでしょう。
慣れれば出来ることですが,最初の一歩が大切です。

実際、これらの実施図面(詳細図)が無ければ、クライアントとの打ち合わせ、そして製作側との調整も、まともなコミュニケーションが出来無いということを、覚えておいてください。

ですから、今回のようにちょっと大きめの什器があるときは、このスタイルで描いています。ただ、如何せん紙面上での編集には、時間がかかり困ることがありますが……………。

しかし、クライアントには、いつも喜ばれます。

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