魅せる壁面には欠かせないシステム「ベルラ」
今回は、壁面を『魅せる』ために使うシステムを紹介します。
システムと聞けば思い出すのは、あのスリットです。もちろん使い勝手はとても機能性があって良いのですが、見た目にはあまりお薦めできません。
やぱりショップ、特に高級品を扱うショップでは敬遠されてきました。
理由は、壁面にラインが入る、ムードを壊すなどなどです。
私論では、売り場としては機能性があって、パーツも多くそろっているスリットが良いのですが、やはり『魅せる』場では、悩みます。
今日紹介する『ベルラ』は、その辺りを払拭したシステムと思われます。
以下の作図が、そのシステムを使った事例ですので、最初の図面読みから始めてください。
■サイズ | ■仕様 |
W不明×D105×H1950 図面参照 | フカシ壁:シート貼uc2 り分け(belbien CO-194,リアテックTC-8402) ※1部LGS+PB12.5下地パテ処理必要 可動棚:化粧板仕上げ(アイカ ピュアコアL-4548KM 白ツヤ有り) |
■備考 | 難易度:初級編★★★☆☆ |
作図解説
この作図、見た目はシャープ感があってシンプルな雰囲気が良いですね。それに間接照明があるので、強調はされますし、惹き付けられます。
出来れば、下部にも間接照明があればもっとよかったような気がしますが………….!
売り場では必ず壁面がありますが、その中でもこういったスペースを作ることによって顧客の回遊性は上がると感じます。
奥行きのあるショップでは、尚更こういったスペースは必ず必要になりますね。
周りの壁面は、スリットでも問題はないと考えますが、『魅せ場』にはこういった装置は必須です。店舗設計者も、1つの案として持っておけば、信頼性は上がると感じます。
図面的には全く難しさはありません。
作図ポイント
作図ポイントっていうほど大袈裟なモノではありませんが、以下の2つの詳細図をしっかり理解すれば問題なし!
ロイヤルさんが出している『ベラル』専用の下地があるのでそれを図面に付け加えれば良いだけです。簡単でしょ!
ただ、現場では工事区分ってののがあるので、事例のようにふかし壁をC工事で建てる必要は出てきます。(一例ですが)
次に、以下の断面詳細図です。
見る限り、あまりややこしさは感じませんが、初心者の方はコレをゆっくりで良いですから描いてみてください。
基本的に壁面の断面図は、ネタを入れて描くべきですが別のこのふかし壁全体をハッチングで描いても問題はありません。
要は分かれば良いのが図面です。ただし、出来ればネタを入れて描くことを覚えてください。
今回は、以上です。
長々とお付き合いありがとうございます。
尚、乱文についてはご容赦を!
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