ヒントはモンドリアン柄!

結構、成功した例のひとつですが、昔から好きだったモンドリアン柄をヒントに製作したディスプレイパネルです。

大きめの店舗の壁面はどうしても、間延びします。

そんな空間に”コイツ” を取り付けると、かなりのアイキャッチャー効果は生じます。

実際、竣工時には、納得のいく仕上がりでした。

しかし、商品を展示するともうひとつ効果は無かったような気がします。というか、商品ボリュームが酷かった!

ですから、商品導入時などにディスプレイ中心で展示すれば、VMDとしては効果を発揮して良い感じでした。

今でも婦人服・紳士服問わず活用できる代物です。

図面的にも、難しいカ所はほとんど無いといえますので、是非真似って見てください。

VMD_191105-01
VMDを生かしたディスプレイパネルの作図事例
■サイズ■仕様
W2555×D100×H2980
図面参照
ディスプレーパネル:木工化粧板底目地貼り
システム:ロイヤルベルラ
■備考
 難易度:初級編/★★☆

作図解説

さて、作図的には前述したようにほとんど厄介なカ所はありません。

木工パネルにベルラ(旧ニートモジュール)という壁面システムを均等に取り付けていくだけです。

そのピッチについては任意なので自由度はあがります。

このベルラをいうシステムは、結構な種類のパーツが揃っていて、一点掛け、棚の取り付けやハンガーバーなど設置できます。

今回の事例では、主に商品ディスプレイを考えていました。

また壁面にデザイン性がありますので、着想感を持たせたトルソーを配置するだけでも充分な演出効果が期待できます。

以下の詳細図をみれば、充分と感じますが如何です>?

VMD_191105-02
ニートモジュール

上記、詳細図で理解しにくいと思いビジュアルを付けておきます。
(株)ロイヤル様の商品です。

今回の事例は如何でしたか?

基本的には、VMD、ディスプレイを主に考えましたが、壁面にデザイン性があるので、着想感を持たせたトルソーを配置することも良案でしょう。

最近では、壁面システムでも従来のスリットが安っぽいと感じているクライアントが多いように感じます。

ただ、従来の壁面システム(スリット)に比べるとベラルは、かなりのコストアップになります。

事前にクライアントには要確認ですね!(笑)

事例上での注意点としては、ベルラの位置と底目地位置とのデザインバランスをしっかり計算することです。

 面白いのは、このデザインは多くのバリエーションが考えられます。

ですから、みなさんも一度試してみてはいかがでしょう。

最後に、某百貨店で事例をアレンジした写真がありましたのでご覧ください。

VMD_191105-03
だいぶ前の阿倍野○○百貨店
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