現在でも活躍できそうなフォルムと機能

この作図事例は、私が駆け出しの頃に描いた,壁面什器です。
ブランド名は,何やら「インターメッツ」ってなってます。当時お世話になった「レナウン」のブランドです。

百貨店のメンズブランドでは、有名だっやと感じます。
2000年前後だと記憶しますが、本人は全く記憶がありませんが、このフォルムを見ているうっすら……です!

自立式ですが、現場での作業は組み立てのみです。
こういった百貨店ブランドの多くは、什器持ち回りというのがありました。

要は、全国のそれぞれの百科店の自社ブランドの面積増減によって、変化させるためです。
まぁ、ひとつ造れば,潰れるまで使うって感じです。

それでは,作図解説に移ります。

■サイズ■仕様
W2400×D525×H2100
図面参照
32φスチールパイプ曲ゲ加工/溶接 メラヤキ日塗工TN-40 2分ツヤ
パネル 化粧板仕上/DP9202S(デコラ)
棚板:木下地ボンスェード塗装U9-1(グレー)
ラインコンセントカバー スチール曲ゲ加工メラヤキ塗装
ラインコンセント L=1800 一部(下部)コロシ
■備考■難易度:中級編/★★★☆☆

作図解説とコメント

一通り見ていただければ、理解するはずですが、この壁面什器は背パネルと3つの基本フレームで成り立ってます。俗にうシステム什器の「基本型」です。

前後の縦パイプには,スリットと呼ばれるシステムが入っていて,そこに書くパーツを取り付けていきます。
フレキシブルな什器です。

図面の右上に,取り付け金具のスケッチがあります。

このような什器は、今でも多く見られます。ただ、安っぽくも見えて敬遠されることもあります。

ただ、大型商業施設のスーパーの衣料品などもは、コスパを考えこの方式で、進められているようです。
しかし、ちょっと味ケの無い感じもします。

ただ今回の事例では、デザイン性が富んでますので,上記のシステム什器とは差異があります。
デザインの力は凄いです。

以下の断面詳細図が、今回の作図ポイントです。

これまで多くの断面詳細図を描いてきましたが,この程度なら初心者の方も理解が早いと感じます。
基本型+パーツ(備品)の構成で、どうにでもなる什器はとても汎用性が感じられます。

是非覚えるようにしてください!

尚、棚板の厚みが出ていないようですが、20mmだと思います。

今回はこれで、以上とします!

お願い致します!
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