■サイズ | ■仕様 |
総W1210×D30×H1957 図面参照 | 建具:t=30メラミン化粧板貼り 枠:木工ラッカー塗装 四方フレーム:t=10×30角パイプゴールドメッキ |
■備考 | |
難易度:中級者/★★★☆☆ |
作図説明
今回の作図事例は、改装物件のバックヤードへの出入り口に、新設した親子扉の建具図です。
また、建具の補強を兼ねて、四方に 30mm×10mmの角パイプを付けました。
これにより頻繁な開け閉めにも対応できると考えました。
作図的も最も基本的な納め方で描いてます。
親子扉の特徴は、ワイド寸法の違う2枚の建具で構成され、主に親扉を開閉し、大きな荷物を搬入する時だけに小扉も使うタイプの建具です。
このため親扉にだけドアチェックを取り付けるようにしました。
一般的に小扉は半固定となるので、戸先側の小口にフランス落とし(丸落としとも呼ばれます)などを取り付けています。
尚、ドアチェックには外開き用と内開きの用でアームの取り付け位置が異なりますので注意して下さい。
上の平面詳細図と以下の断面詳細図を見て理解を進めたください。
この事例では床面との間にオープンなスペースを設けているので、フランス落としは上部のみの取り付けとなりました。(これは良くなっかような気がします)
親子扉のもう一つの特徴でもある、戸当たりの加工方法について!
この事例では、小扉側に木工の平板を取り付けています。(平面詳細図参照)
平板の素材は木材と金物のフラットバー(FB)が考えられます。
開閉頻度の多い所に親子扉を設置する場合は、耐久性のあるFBが良いでしょう。
平板の戸当たりよりも耐久性が優れているので、納めの参考までに添付しておきます。
作図も基本的な納め方となってます
もうひとつの戸当たり加工について
この事例では、建具フレームに角パイプを使用しているので、堅木の平板を戸当たりにしています。
ただ、木製だけでの建具ならば、双方の小口を合じゃくりで加工する方法もあります。
下記の作図を参考にしてください。
この納め方は,ごく一般的な手法です。参考までのお知らせしておきます。
まとめ
最後に、今回の事例について残念だったことがあります。
それは、せっかくの建具補強(スチール角パイプ)をしたのですから、堅木の平板の戸当たりよりも、耐久性が優れている金物のフラットバー(FB)の方がきっと良かったと思います。
各物件で設計終了したときに、「ああすれば良かった、こうすれば良かった」といった失敗は、過去にも何度となくありました。
30年も経っ今現在も、有りますがそのたびに、反省備忘録を書いていますが、これは結構大事なことで、皆さんもこの反省備忘録をつけることで、失敗は必ず減ります。
以上です
長々としたお付き合いありがとうございます。
尚、乱文失礼しました。
お願い致します!↓ ↓ ↓