折上げ天井!以下の4パターンを理解すれば良い!
久しぶりの投稿ですが、最近はホテル物件が増えてきましたね、どこもかも人手不足と聞きますが、ご多分に漏れず、我が業界も同様のようです。
さて、それでは今回の作図事例をご了解していきます。
天井造作と言えば、これらの「折上げ天井」がすぐに目につきます。
シンプルなモノから、やや凝ったものまで多くの天井造作はありますが、今回は初心者の方には覚えておいて欲しい内容です。
当初は、取っ付きにくい天井造作ですが、覚えてしまえば何てことはありません、あなたにもすぐ描けます。
今回は、以下4パターンの紹介ですが、探せば、興味をそそられるユーニークな折上げ天井が見つかります。それでは、以下図面を読み取ってください。
■サイズ | ■仕様 |
サイズについては図面参照 図面参照 | 各仕様については図面参照 |
■備考 | ■難易度:中級編 |
作図解説
大きな空間、言い換えれば、だだっ広い空間を天井造作で締める簡単な方法が上の納めです。たかが、53mm天井の一部を上げてやるだけで、空間の変化が表れます。
もちろん実際の空間を見て計画するのですが、折上げ天井の数量はその空間に合わせて試行錯誤します。上のパターンで行くなら、折上げ天井×1程度が綺麗ように感じます。
次に進めます。
以下作図は、壁面でよく見かける間接照明の事例です。とても一般的で汎用性があるので、是非覚えておいてください。
ホテルなどの施設には必ずと言って良いほど、よく使われる事例です。
以下の作図もよく用いられる折上げ天井の作図事例です。
フォルムはともあれ、こちらの事例も汎用性があって、アレンジ次第でその表情は変化します。
このC タイプについては、同じ空間でどちらが良いかを吟味するために2パターン描きました。
以下2枚の断面図は、開口部の表情を変えるため、木見切りで優しい感じを!
もうひとつの作図は、シャープ感を出すためにスチールフラットバーで見切りました。
折上げの方法も、深くしたタイプと、カジュアル感を出すために浅めの折上げ、そして開口部である四方の見切りをスチールでまとめました。
今回は以上とします。
最後に、この図面けっこう描き込んでいるように見えません>?
なぜなら、天井分の軽量鉄骨(LGS)を描いているからです。
仮に軽量鉄骨(LGS)が無かったら、すっぽけなかんじがして図面の信憑性に欠けると感じます。
しかし、内装図面なのに、何故建築部分まで必要か>?
追々話しますが、付帯した建築物を描けるようにしておくことは、図面を引き立たせ、見ていてボリュームを感じるからです。
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