■サイズ | ■仕様 |
W1200×D600×H1800 図面参照 | HGパイプ:φ32SUS丸パイプ HL仕上げ 支柱:φ32SUS丸パイプ HL仕上げ |
■備考 | |
作図説明
最近では、当たり前になってしまったアパレルショップの壁面固定ハンガーパイプ。今回は、その作図事例をご紹介しましょう。
この収めはよく考えらています。私の友人に描いても頂きましたが、アイデア良し、作図良しって感じです。店舗設計を目指す方には、この機会にしっかり覚えて頂き、自分の抽斗を増やしてください。
私も設計をはじめた頃は、きっとこう言ったでしょう。「この収め一体どうなってるのかがわかりません」なんてね。今だからこそ偉そうにしてますけど、昔は誰もが初心者です。
それでは、順を追って進めます。理解さえすれば、決して難しい収めではありません。
まず、図面をじっくり見てください。
赤丸でマーキングしたところが、「インロー式」という固定の収めを表現しています。3カ所あるのがお分かりですか?
壁面との固定方法及び、トップのハンガーバー、それにハンガーの支柱パイプです。その3カ所が、インロー式でそれぞれのパイプを固定しています。
もっと理解できるよう、拡大図を載せておきましょう!
上記は、最終固定方法が描かれています。まず、壁面からの固定用のステーパイプを出しておきます。
次に本体支柱の部分を固定していきますが、この場合、下部の脚部分と同時固定となるのが理想的です。
ですから、下部の固定については支柱の一部をきり欠きます。下の作図を見てください。下図は、側面から見ていますが、本体支柱パイプの一部を切り欠きしています。(破線が入っていないのが分かりますね)
順番で言えば、
床に固定されたインローパイプ(45mm)を確認
→ 壁面固定用のステーパイプが固定されていることを確認して、本体支柱から出ているφ32mmパイプを差し込んで側面からビス止め。
→このとき同時に床に固定されたインローパイプに切り欠きした本体支柱を差し込んで側面からビス止め
と言うことですが、分かりかねますね。みなさんごめんなさいね。塾とは違って文章では、難しさを感じます。
要は、最終固定する部材を下地になる補強部材に、差し込んで(切り欠き部も同様)ビス止めという考えかたです。
尚、下記にはそれぞれの拡大図を入れています。しっかりご理解ください。2枚目(下の図)は、ハンガーパイプをインロー式で固定しています。これでこの壁面ハンガーパイプは、しっかり固定されました。
今回の作図事例は丸パイプでの仕様ですが、これに限らず固定方法はいろいろ考えられます。木部でのインロー式などの図面も描いてきましたので、これらの収めについては、自身があります。ただ、文章下手がたまにきずです。(笑)
ほんと説明って言葉では難しいですね。 まあ、なんとか理解してください。最後に、固定ハンガーパイプをインロー式で収めるのは、 “きほんのき” ですので、しっかり覚えるようにしてください。 余田和でした。
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