売り場のアクセント効果を担うガラスショーケース
まず、このショーケースをご覧ください。
500角の座にガラスケースが乗っているシンプルな什器です。
アパレル店で商品棚の横にこのガラスケースを置けば、アクセセリーとのコーディネートが演出出来ます。
またテーブルの上に、このガラスケースを連続に並べ、様々なアクセサリーを展示するなど自由度はかなりあります。
そんな卓上アクセサリーショーケースが今回の作図事例となります。
いつものように、作図を読み取りましょう!(20分)
■サイズ | ■仕様 |
W550×D550×H320 その他図面参照 | 本体:シナ合板フラッシュ組 指定色UV塗装仕上 ガラスショーケース:t=10mm高透過ガラス |
■備考 | |
難易度:中級者/★★★★☆ |
作図解説
卓上にこのガラスケースを置いて演出するのは良いのですが、固定されていないので、安定性が欠けステージ(テーブル)からズレたり、ステージトップを傷つけたりすることは否めません。
あたりまえの話ですが、出来ればケースの裏面に滑り止めを付けるべきでした。
ナミダメ(ガラス棚と棚受けのズレ防止用の透明ゴム)などのクッション材を使うと、ズレ止めにもなって天板などを傷つける事も多少は減ります。
造りは、引き出し式の芯出し辺りが、若干のややこしさはありますが、ガラスの納めもしっかり描いてますので、この図面を元に描いていけば良いでしょう。
ちなみにスライドレールは底引きを使っています。
一度トライして描いて見てください。以外とすんなりいくかもしれません。
作図ポイント
作図ポイントとなるのが、上の断面図です。
左から引き出すとうになっていますが、確認してください。
この図を見て、初心者の方などはどれが引き出しになっているのを見落とす傾向がありますので、しっかり確認願います。
このサイトでも、ガラスケースないしはショーケースと検索いただければ、何らかの答えはありますので、そちらも参考にしてください。
まとめ
むかし、ショーケース(ガラスケース)が描けるようになると一人前扱いされた記憶があります。
当時は、厳しい先輩が多く居たので毎日が必死でした。また、勉強しようにも材料が無かったんです。
しかし、描けない=食えないでしたから、描けない図面が無いように毎日、昼夜兼行で図面勉強してました。
ガラスケースなどはまだマシです。建具図などはもっと大変でした。
ですから、図面で食っていくならまず実力です。描ければ、誰でもとは言いませんが雇ってくれる人がきっと居ます。
今は不景気な時代です。手に職を付けて、ネットなどで自分を売っていけば必ず明るい未来が待ってます。
余計なことを綴ってしまいました。
長々とおつきあいありがとうございます。
なお、乱文お許しください。
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