napoli 広尾店_2017.03
■サイズ■仕様
W762×D110×H2040
図面参照
開口枠:t=6 SUS HL FB
■備考
2020.07.06新規

作図説明

物販店のフィッティングルーム(以下FR)の出入り口や、飲食店の厨房への出入り口などにフラットバー(以下FB)を用いた開口枠を取り付けることが、たまにあります。

そんなFBを使用した枠の目的としては、開口枠をスッキリ見せたいとか、意匠が絡む店舗では、目立たせたくないといった理由でよく使用することがあります。

取り付け方法はとてもシンプルなので、これもひとつの案として覚えておいても良いでしょう。 そこで、今回はこのFBを用いた開口枠と、この収め方を応用した見切り材の代表例をご紹介します。

まずは、開口枠についてです。

平面詳細図

壁の下地及び、仕上げ材によってデプスは変わってきますが、私はよく厚3mm〜6mm程度のFBを使うことが多いです。 この作図事例では、片面がタイル貼りで、裏面がAEP塗装仕上げの壁に取り付けてあります。

96.5mmの壁厚に対して、110mm幅のFBを開口枠にしています。 それぞれの壁から7mmと6.5mmのチリを設けています。

タイルや石貼り壁の場合は、材料の厚みが均一でないものもあります。例えばレンガブロックなどです。このような場合には、一番厚みのある材料を基準にして枠のチリを決定するようにしてください。

そして、このFBには、壁の下地材(軽量鉄骨:LGS)にビス固定できるように固定用プレートを溶接処理してあります。そして、差し込み式で固定します。

プレートは横枠に3箇所(事例)と、縦枠に4箇所程度で十分です。 取り付け位置を立面図(トップ画像)に表記しましたので、参照ください。 基本的に開口枠は、プラスターボードを貼る前に固定することが必須ですので、ここだけは注意しておいてください。

如何でしたか?至ってシンプルなので、理解は早いと思います。私もスーパーブランドでの実施図は、見切りにせよFRの開口枠にせよほとんどこの手法で収めるようにしています。

続いてこの開口枠の収めを応用した見切り材についてです。 代表的なものを3タイプ用意しました。

以下の画像は、壁面の納めの一部ですがこの手法もよく使います。見切り材は、タイルと下地のケイカル板の厚みを合算したサイズに4mmのチリをつけて、見切り材の角パイプを取り付けています。 タイプAとしましょう。

以下のタイプBの見切り材は、タイプAの角パイプをFBに差し替えたものです。 正面からの見え方は、この作図事例の開口枠と全く同じです。やはり、シャープな感じが良いですね。 

タイプCの見切り材は、壁の仕上げが見切り材を境に異なる仕様で、巾木も関係してくる例です。 このタイプのように壁の仕上げ材だけでなく、巾木や天井際の廻り縁のサイズも関わってくる場合もあるので注意しておいてください。

まとめ

今回は、シャープな開口枠をご紹介しました。ついでと言ってはなんですが同時に壁面の見切りについてもお話しました。

というのも、店舗を設計してるとあらゆる箇所での納まりが、重要であって、それも突然やってくることが多いです。実施設計をしていればなおのことです。

ですから、図面屋を目指す方にとっては細かいところまで気を配れる設計者になって欲しいと考えます。

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