壁面の可動什器としても一般的で汎用性がある!

wall什器01
シンンプルライフ マニュアルより_2001.11
■サイズ■仕様
W1250×H2200×D500
図面参照 
支柱:20×50スチールパイプメラ焼/シルバーメタリック
幕板: t=16mm化粧板仕上げ
■備考
照明用ラインコンセント取り付け 難易度:初級編/★☆☆☆☆

昔々、私が半人前のころのCAD図面です。当時は、アパレルメーカーといえばレナウン。そんなレナウンが立ち上げたレディースのオリジナルブランドでした。

当時は、マニュアル作成に携わりながら、現場の立ち会いもしてましたので、マニュアルもって全国へ行かなければなりません。また、この売り場に関しては、施工という概念が無くそのほとんどが可動什器で構成されてました。

というのも、いつでもレイアウト変更にも対応が義務づけられていたからです。一番の要因は、工事期間の大幅な短縮と、什器持ち回り作戦でしたから仕方が無かったのですね!

作図解説

以下の作図は、このブランドの壁面什器をマニュアル化したモノです。ブランドテーマでもあるシンプルなフォルムにするため、フレームは比較的細めの、20mm×50mm角パイプを使用しました。少しでもスマートなイメージを演出したいという理由です。

上部には間接照明のカバーとサインベースを兼ねた幕板を取り付け、基本フレームの安定性も確保できるようにして計画しました。しかし、現場取付けでしたから、”やわ” でしたね。

下の作図は、下部の断面詳細図ですが、スチールのフレームが読み取れます。アジャスターは必須でした。

このような自立什器は、昔からあまり変化がなく変わることはありません。前述したようにマニュアル化されることで、コスパを狙っていたのです。

縦断面詳細図

上の作図は、立面の断面詳細図です。支柱の位置関係を明確にするために描き足しました。見えないところを描くのも私の仕事です。そして、あらゆる出店先を想定して、3Pコンセントもステージの背面に取り付けます。

この基本パターンの什器のほかに、サイズちがいの900mmワイドをベースにした什器や、コーナーサインの什器などの作図にも携わりました。

作図ポイント

作図ポイントというか、ここでは什器補強を付け加えました。まず、赤で書かれているところが、大切なポイントなのです。

この什器は、上部にサイン取付けの幕板があります。こいつが重量もあって、どうしても前に”おじぎ”してくるんです。それで、サイドの持ち出し金物と縦フレームに補強プレートを施すことにしたのです。

組み立て式ですから、若干の厳しさはありましたが、この補強プレートによって什器が確実に長持ちしたんです。そりゃ喜ばれましたね。余計な修理がこれで必要なくなったわけですから。

大体がこういうフォルムの什器は、確実の前垂れ(おじぎ)するのは当たり前です。悲しいかな持ち回り什器ですから、考える方も大変、製作業者のかたも苦労してました。まぁ、スケッチ参照してください。

スケッチ見れば、納得でしょ!両側にある持ち出し金物と本体のフレームのジョイント部分にプレートを溶接するだけでも前垂れを防ぐことができます。 

後記

昔は、若かった分苦労しましたね。しかし、職人さん(取り付け業者)からいろいろアドバイスを頂いた結果の基づいた什器も多くありました。

やっぱり、ものづくりは、みんなの協力があってこそ、クライアントに喜ばれることで、やりがいもあるってもんです。しかし、最近はそんな協力も無くなったようです。

みんな自分のことしか考えられ無くなってきたみたいです。コロナ渦ってことも影響しているようですが、そこは分かりません。

図面屋は、図面屋として頑張るだけです。私もそろそろ古希に入りますが、頑張っている若き図面屋さんには、今後も頑張って良い図面を描いて欲しい!何だか脱線したようです。

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