基本的なパターンなのでアレンジ次第で効果有り!

2009年11月の物件とは古い話ですが、関西圏で有名な百貨店系列の食品スーパーを担当してました。

入手した基本図(平面図、展開図、天井伏せ図)を元に各エリアの実施造作図、什器図などを描いていました。

内容はどうってことない図面ですが、御自分の許容範囲を広げるためにはこう言った作図も必要になることはありますので、基本的なことは覚えるようにしてください。

環境造作吊りボーダー_190927
阪急オアシス 2009.11
■サイズ■仕様
W2733×H300×D2675
図面参照
本体:ボーダーフレーム:
25×25スチールパイプ素地CL焼付け
サイン:タペアクリルミラー+CS切り文字貼り(黒)
■備考■難易度:初級編★★★☆☆

作図解説

ここではサービスコーナーで設置したボーダーサインを作図したものです。
ラウンドサインとしては、基本型でありシンプルな意匠になっています。

ですから、業種・業態に関わらず様々な場所にも適応します。
また,アレンジすることでデザインの応用性も感じられます。是非,覚えておいてください。

トップ画像は、容易に理解できますので、説明は割愛します。
今回は、私がよく使う納まりのサインであり、大切な納まりの箇所だけを説明します。

以下、断面詳細図をご覧ください。

ご覧になってお分かりのように、納めについてもそれほど難しいとは思われません。
シンプルかつローコストで仕上がりますので、クライアントには喜ばれます。

サイン盤面にはタペストリー風のアクリルを使用することにより、シースルー感が増し、空間的にも威圧感は取り除かれると感じます。(上記作図参照)

今までにも、様々な吊りボーダーを作図してきましたが、そこには共通点が見られます。

それは吊りパイプの位置関係です。意匠上の見え方もは。確かに大切ですが、揺れや落下防止に対することも考慮に入れておかなければなりません。

今回の作事例の場合、四方をフレームで組んでいるので、四隅だけの吊りパイプで強度は保たれています。

ただ、より安全にと考えるのであれば、各面の中央に1本づつを追加すれば問題はないと考えます。

持ち出しサインの取り付け方について

断面図に描かれている補強金物には、2つの用途があります。一つは持ち出しサインを取り付けるためのベースとして、そしてもう一つは、言葉の通りサインフレームの補強材としてです。

フレームのワイドサイズが、3000mm に近い長さというこもあり、スチール製ですがやはりたわみやねじれなどが心配されます。そこでサインの盤面に合わせて、3箇所に補強金物を取り付けてあります。

図面を見て確認してください。
今回は、ちょっとあっさりめですが、以上とします。

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